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男と女の答えあわせ【A】 Vol.293

「コレされると好きでも、冷める…」最初は夢中だった彼が、交際半年で別れを決断したワケ

三浦マキ

A1:全部任され過ぎて、多少面倒だなと思っていた。


僕より3歳年上の33歳で、事務職をしているという愛と出会ったのは、知人の誕生日会だった。肩くらいの長さの髪型にはっきりとした顔立ちの美人で、僕は一目見た時から夢中になった。

「すっごいタイプです」

思わず、そう言ってしまったほどだ。

「でも、私彼氏いるんで…」
「ですよね…でも俺、愛さんのこと諦めません」

当時、愛には彼氏がいたが、別れを考えていると言っていたので、僕はグイグイ押した。

押しが効いたのか、しばらくすると愛の方から「別れた」と連絡があり、僕たちは付き合うことになった。

「博之くん、よろしくね」
「マジっすか!絶対、大切にします」

この時は、本当にそう思っていた。


しかし交際してからしばらくして、僕はあることに気がついた。

お互い何となく週末はデートをし、僕の家に泊まることが定番になっていたので、僕は日中に何がしたいか、愛に聞いてみた。

「愛ちゃん、どこか行きたいところある?」
「どこでもいいなぁ。ヒロ君的には?どこかある?」
「買い物に行きたいかも」
「それなら、ちょうど観たい映画があって。ヒルズでやっていたはず」
「何ていうタイトル?」

愛がタイトルを言ったので、僕はその場でパパッと検索をしてみる。すぐにヒットし、その場でチケットを取り、映画を観に行った僕たち。

この流れまでは良かった。だが映画を観終わって外へ出た時に、「あれ?」と思うことがあった。


「あ〜面白かった。ヒロ君、晩御飯どうする?」

時計を見ると、もう19時を過ぎている。お腹も空いたので、そろそろご飯にしたいなと思っていたタイミングだった。

「ヒロ君、せっかくだし近くで食べてから帰らない?」

愛からの提案に、もちろんYESだった僕。

「うん、そうしようか。愛ちゃん、何か食べたい物ある?」
「なんだろう…何でもいいな」
「お肉、お魚。和食系、中華系…」
「焼肉はパス、かな」

愛からの提案が特になかったので、僕も一生懸命考える。

「了解。じゃあ和食にしようか」
「ヒロ君、近くでいいお店、知ってる?」
「どこかあったかな…。探してみる」

探すのは構わない。しかし「〇〇はパス」と言う以外、特に提案もなく、そしてそこから何も動かない愛。

― え?一緒に探すとか、しないんだ。

一応デートだし、男性がリードしなければならないのかもしれない。店も、最初から手配していた方が良かったのだろう。

でも何だかすっきりしない気持ちを抱えたまま、僕はその日のご飯を食べることになった。

この記事へのコメント

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No Name
顔がタイプだったから飛びついたけど、実際付き合ってみたら中身空っぽ人間でやってもらって当然みたいな態度、自分では何も決めない何も出来ない、電球すら買いに行けない、イライラが募って爆発したって事よね。そこをもう少し上手く書いて欲しかった。
2025/11/09 05:1822Comment Icon3
No Name
昨日から思ってたけど、自分は何も決めないし提案すらしないのに、彼の事を我が強いだの意志が固いだの勝手に思いこんでる所が意味不明だった。
2025/11/09 05:2420Comment Icon3
No Name
相変わらず変な文章、僕たち私たちw
2025/11/09 05:0814Comment Icon1
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男と女の答えあわせ【A】

三浦マキ

男と女は全く別の生き物だ。それゆえに、スレ違いは生まれるもの。

出会い、デート、交際、そして夫婦に至るまで…この世に男と女がいる限り、スレ違いはいつだって起こりうるのだ。

—果たして、あの時どうすればよかったのだろうか?

できなかった答えあわせを、今ここで。

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