
「お造り」はメジマグロのわさびドレッシングとイサキの焼霜造りの2種。鮮魚類は毎日豊洲市場で仕入れている。料理はすべてショートコース¥7,700の一例
カウンター上にあしらわれた深緑色の暖簾は、鮨店が屋台から始まったという歴史にちなんでのもの。カウンター奥の収納は、格子状の引き戸が特徴的なアンティークの近江箪笥。モダンな印象の照明と不思議と調和している
川口さんと、妻で女将を務めるホリーさん。ホリーさんは名門演劇学校を経て、金融界で活躍したのち、日本に移住。これまでのキャリアで培われた高いコミュニケーションスキルが、店での温かいもてなしに生かされている
「まこがれい」は握りの序盤に登場する白身のひとつ
芝エビと大和芋をたっぷりと使い、じっくりと焼かれた「たまご」はさながらデザート。握りはすべて、おまかせコース(¥33,000)の一例。昼には、握りのみのコース(¥24,200)も
廣瀬さんのご実家は小料理屋さんながら、裏メニューとして出していた「焼きナポリタン」などの洋食が密かに人気だったそうで「洋食にはなじみがあります」と頼もしい
「豚足と豚耳、山ウドのメンチカツ」(写真は2名分)。フレンチの技法を凝らした野菜のプレートと自家製ソースとともに
エビだしで炊いた米+アメリケーヌ仕立てのベシャメルソース+ソテーしたエビと“エビ尽くし”な「和歌山 足赤海老のドリア」
「とうもろこしのプリン・ア・ラ・モード」は、とうもろこしのピューレを使ったプリンに、焼きもろこしの風味をイメージした醤油キャラメルアイスと、サクサクした黒きびのクランブルを添えて。愛らしい旗にもときめく!
広さは、以前の店舗の2倍以上。ぐっと広くなり、ゆったりと過ごせる雰囲気に進化した。パウダールームの扉はフランスのアンティーク
カウンター席なら、後藤さんから食材の説明を受けながらオーダーを決める楽しさも
爽やかな食後感の「手打ちフェットチーネの十勝フレッシュトマトとレモンのパスタ」¥3,000
「近江牛スネ肉のオッソブーコミラネーゼ」(¥8,000)はミラノの伝統的な料理。サフランリゾットを添えるのがお約束
「若い時から買い集めていたマグナムボトルを並べたかった」という念願の大型セラーも完備
店は「外苑東通り」から分岐した細い道の先にある。カウンター8席のみのコージーな雰囲気
コースの冒頭には、ジビエの骨を半日かけて煮出した「ボーンブロススープ」が。店のコンセプトを体現する一品だ。この日は鴨川のイノシシで
湯島天満宮から歩いて7~8分ほど。ポツンと灯る足灯籠が、楚々とした佇まいを見せる。簡素でありながら趣のある店構え同様、料理も気取らず潔い
ご主人の梅澤さんは43歳。福島県出身。『みかわ是山居』で約8年修業後、独立。女将で妹の香織さんと二人三脚で店を切り盛りしている。動物漫画『おでかけ子ザメ』の熱烈なファンで、店内には特注の石像がある
天ぷらコース(¥16,500)のスタートは車エビから。車エビは1本目はややしっかりめに、2本目はレア気味に揚げ、食味の違いを楽しめる
小エビのかき揚げ蕎麦。蕎麦は“温冷”で2種類提供
食事代わりの「せいろ蕎麦」は手打ちの十割。粉は栃木県益子の常陸秋そば。その他、福島県の会津在来や福井県の大野在来などのときも
『きた福』グループの総料理長を長く務める金田克繁さんの熟練の包丁さばきを眼前で
カウンターは6席あるが、人数にかかわらず1組で利用可能。隅々まで美しく設えられた内装は、東西の日本料理の名店を多く手掛け『きた福』の既存店も担当している、京都「木島徹建築設計事務所」によるもの
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