男と女は全く別の生き物だ。それゆえに、スレ違いは生まれるもの。
出会い、デート、交際、そして夫婦に至るまで…この世に男と女がいる限り、スレ違いはいつだって起こりうるのだ。
—あの時、彼(彼女)は何を思っていたの…?
誰にも聞けなかった謎を、紐解いていこう。
さて、今週の質問【Q】は?
▶前回:彼の大阪転勤2ヶ月後に「別れたい」と言われた26歳の女。29歳男の本音は…?
自分でも、ダサいことをしているのはわかっている。でも今、僕と香澄は1軒目の店を出たところで微妙なやりとりをしている。
「本当に、今日はもう帰る?」
「うん…」
今日は、香澄との二度目のデートだった。
初デートでかなり盛り上がり「次はもっと長く一緒にいよう」と約束して迎えた今日。
だから僕は今日はその約束が果たされるものだと思って、だいぶ期待をしていた。いや、期待しすぎていたのかもしれない。
「ごめんなさい、やっぱり今日は帰ります」
そう言って、ささっと目の前を通ったタクシーに乗り込んだ香澄。彼女を乗せたタクシーを見送りながら、僕は心の中で叫んでいた。
― 俺、どこで間違えた?
元外資系コンサル会社勤務、現在は独立して自分でコンサル会社を経営している34歳の僕と、28歳で美容クリニックの受付をしている香澄。
お似合いだと思っていたのに、果たして何がダメだったのだろうか…。
この記事へのコメント
それと、こんなあざとい女を香澄という名前にしたライターさんの悪意に笑った。庶民的アピールと小走りで登場とか、絶対腹黒い。