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  • 一棟貸しの“離れ”から誰にも合わない導線まで。大人たちの非日常が叶うホテルストーリーPart.1

    3:TAYUTA/熊本

    〜海の景色の変化を楽しみながら、スイートヴィラで何もしない時間を過ごす贅沢〜

    天草諸島は日本列島の西端に位置し、大小約120もの島々からなる九州有数の観光地。中でも全域が雲仙天草国立公園に指定されている樋合島は面積0.79km²ほどの小さな島だが、温暖な気候と、いつ訪れても見飽きることのない景観がある


    忙しい仕事が一段落し、ふらり妻と訪れたのは熊本県の天草にある宿「TAYUTA」だった。ふたりで辺りを散策し、宿の温泉に漬かり、やがて眠りにつく。大したことはしていない。

    天草陶磁器の窯元を見たいと言っていた妻と2泊したが、その時間は特別だった。

    「アマクサスイート」のプール・テラスのデイベッドからは海を眺めながら自由気ままな時間を過ごせる


    大小約120もの島々からなる天草諸島の中にあり、全域が国立公園に指定されている樋合島に宿はあった。

    朝日とともに、静かな海上を横切る隻の舟を眺めながら日が始まる。夕日に染まる水平線にゆったりと島々が浮かぶ様は、悠久の時を感じさせてくれた。

    何をしても自由、何もしなくても自由な時間がそこにはあった。

    食事も格別だった。

    海の幸はもちろん、ミネラルを豊富に含んだ新鮮な野菜や果物。そして幻の地鶏・天草大王や年間400頭ほどしか出回らない希少な黒毛和牛・天草黒牛、天草ブランド豚など、畜産物も最高の食材がそろう


    豊かな自然に育まれた地うにや渡りガニ、伊勢エビ、鮑、真鯛など、数えきれないほどの海の幸を堪能した。

    料理を盛る器には天草の陶芸家の作品が使用され、窯元を一緒に見に行った妻はより一層、感動したようだ。

    客室は4タイプ12室あり、すべてがスイート仕様。そのひとつが天草の海と島々を高台から望むプライベートプール付スイート「アマクサスイート」。本館棟や他のヴィラから少し離れた場所に位置し、ひときわプライベートな空間が広がる


    東京に戻る時に、妻が声をかけてきた。

    「あなた、ここに来た時よりも表情がイキイキしてるわよ」

    「新しい仕事のアイデアがどんどん湧いてくる気がする。東京に戻ったら、またバリバリ働くぞ」

    そんなことを口にすると、「いいじゃない。一段落ついたら、またここに来ましょう。 新たな楽しみが増えたわ」

    妻はそう言って笑った。

    ■施設概要
    施設名:TAYUTA
    住所:熊本県上天草市松島町合津7488-1
    TEL:050-1706-5284
    URL:https://amakusa-tayuta.com/
    料金:「アマクサスイート」1泊2名1室1名当たり(朝夕食付き)¥198,000(税・サ込/入湯税込)/11月限定オープニング記念特別プランあり

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