この街を歩いていると、見かける人のファッションに一定の法則があることに気づく。
真相を探るべく、スタイリストと街を観察し、池尻・三宿っぽいファッションを4つにまとめてみた。
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お話を伺ったのは……
スタイリスト・坂井辰翁
2004年よりスタイリストとしてキャリアをスタート。メンズ誌を中心に、広告、カタログ、俳優のスタイリングを手掛ける。10年ほど、三宿に近い蛇崩に住み、犬の散歩は世田谷公園だった。
【Style1】ラグスポを極め尽くした“抜け感”のある業界系おじ
ロマンスグレーの髪をなびかせ、世田谷公園を犬と散歩。
ゆったりしたサイズ感のシャツからチラ見えするのはパテック・フィリップのノーチラス。スニーカーはピエール・アルディでボリューム感がちょっと可愛い。
旧知の業界人と出くわし、談笑するのが常。
【Style2】常に時代の最先端で存在感を放つストリート代表
VANSのオーセンティックに、ディッキーズのチノ。一見すると由緒正しき、スケータースタイルだが、セリーヌのカーディガンの中に見えるのは弩級のヴィンテージのフォトプリントTシャツ。
「スーパー73」でR246を駆け抜ける。
【Style3】音楽関係の知人が脇を固める“好きを仕事に系”兄貴
複数の飲食店を経営し、アーティストとのつながりも深い。
柄物のシャツにブラックの色落ちデニム。ツバ広のハットをかぶり、威圧感を感じさせる18金の喜平のアクセが主張する。
見た目は怖いが、常に笑顔の人格者。街の兄貴的存在。
【Style4】SNSのスナップ常連な“息するように洒落た”独立系キャリア女子
アパレル関係やPRだが、フリーランスで仕事はひっきりなし。
メンズサイズのヴィンテージTシャツにジャケットを羽織る。腕元はタンク ルイ カルティエで堅実さも兼ね備える。
お洒落の酸いも甘いも経験し、臨界点のセンスを有する。
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渋谷に中目黒、下北沢と、カルチャーの色濃い街の中間という立地。
R246は港区にもつながり、車で動く人にもアクセス抜群。世田谷公園が醸すパークサイドの開放感もあり、品行方正なワンコが脇を固める。
ゆえにファッションや芸能に携わる大人が多数。フットワーク軽めの若手経営者なども多く、総じて所得は高め。
「ストリートファッションをベースに、センスのいい大人が目立ちます。ラグジュアリーブランドをドヤって着るような人は見かけず、高価なものをサラっと着こなす、ライフスタイルへの感度が高い人が多いですね」と坂井さん。
街の色はその街に住む人が形作るもの。独自の進化を遂げる池尻・三宿特有のリラックスした空気感、ぜひ訪れて体感してみて。
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