2024.10.05
男と女の答えあわせ【Q】 Vol.236Q2:以下の会話で女がずっと男に対して言いたかったことは?
初デートの翌週にもサクッと会うことになった僕たち。この日はただ飲んで終わったけれど、三度目のデートではしっかりディナーをし、四度目のデートではディナーの後にもう一軒行くことになった。
ただこの日は仕事で嫌なことがあり、少し僕は落ち込んでいた。
「今日も疲れたな…。クライアントにすごいしごかれて」
「そうなんだ、お疲れさま。でも、しごいてくれるクライアントさんくらいのほうが、自分の成長に繋がるじゃん」
「彩花ちゃんって、すごいしっかりしてるよね」
「そう?海斗くんもじゃない?」
この頃には、お互い打ち解けて敬語なんてとっくに抜けていた。
暗がりのバーでなんとなくお互いの手に触れ合いながら、見つめ合う。
「彩花ちゃんって、モテるの?」
「なにその質問(笑)。まぁ、それなりに、かな。海斗くんはモテそうだね」
「まあね。中高生の頃とかヤバかったかも。今もだけど」
「そうなの?」
「うん。たぶん学年中の女の子が僕のこと好きだった」
「本当に?」
そんな話をしながら笑う彩花は、暗がりの中でも美しい。彩花といる時間が「自分にとって心地良い時間だ」と気付くのに、そう時間はかからなかった。
「そういえば今月、売り上げがかなり良くてさ。頑張った甲斐があったな〜。会社員時代の給料、かなり凌駕したわ」
そしてやはり、彩花には何でも話せる優しさと包容力があった。他ではできないような仕事の話も、彩花にはすんなりできる。
「そうなんだ。独立して良かったね!」
「最初は不安だったけど…やっぱり踏み出すって大事だよね」
「そうだね。私にはその勇気がないから尊敬するな」
「だよね?同世代の中でも、俺ってすごいほうだと思う」
「うんうん」
何でも話せて、一緒にいると落ち着く。それに、彩花が僕に好意を持っていることは、何となく伝わってくる。
「この後なんだけどさ…うち来る?」
「……うん」
こうして僕の家に来て、その夜泊まっていった彩花。その際、彩花は僕にハッキリとこう言った。
「私、海斗くんのこと好きだよ」
もちろん僕も遊びだったわけではない。体の関係を持った後でも、僕たちの関係は変わらず…いや、変わらないどころかもっと親密になった。
会う回数も増えたし、お互い時間が空いた時にカフェなどでパッと会うこともあった。なので断じて、体目当てなどではないし、僕は真剣だった。
「彩花に会うと癒やされるな〜」
「そう?よかった」
「今日も仕事が忙しくてさ。彩花は?」
「私も今月は結構忙しいかな」
「彩花って仕事頑張ってるから、こっちもモチベになる」
そんな感じで、お互いを高め合える関係だった僕たち。
しかしある日のこと。急に彩花の態度が冷たくなった。LINEの返信が明らかに遅くなり、会っている時もかなりそっけない。
― どうして急に?
何度も原因を考えてみたけれど、「他に好きな人ができたのか?」くらいしか原因がわからずにいる…。
▶前回:「前はすぐに返信が来たのに…冷めた?」3回会った後、彼からのLINEが急に減ったワケ
▶1話目はこちら:「あなたとだったらいいよ♡」と言っていたのに。彼女が男を拒んだ理由
▶NEXT:10月6日 日曜更新予定
女が急に、冷める瞬間とは
何でも話せる関係で、時には愚痴もいいんだけど相手の反応見ながらじゃないと嫌われるよね。
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