暑い夏こそ食べたくなる鍋といえば、旨辛な味わいがたまらない“火鍋”。
古民家造りが特徴の中華料理店『ひなべねこ 日本橋店』では、女性に嬉しい美容効果も期待できる“薬膳火鍋”が楽しめる。
夏のデートや女子会にぜひおすすめしたい一軒だ!
体が整う25種類以上の生薬が、目の前で配合される愉しみ
昔ながらの商店が残る下町の路地裏。中でもひと際目を引く古民家が中華料理店と知ったら驚くに違いない。
“ひなべねこ”は昭和情緒に満ちた一軒家で営まれる。
「おそらく戦後すぐの建物で以前はネクタイ屋でした」と穏やかに笑う店主の関 敏之さんは“火鍋ファイター”を名乗る熱き伝道師。
美味しいだけでなく、体を中から健やかに整える火鍋の実力を知らしめるべく、この店を開いた。

スープベースは赤も白も同じ。肉類のガラでとった出汁にベジブロスや魚介だしを合わせ、モンゴル岩塩など3種の塩で調味。赤には自家製麻辣油が入るが、程良い辛さでコク深い。「薬膳火鍋コース」1人前¥4,300
目指したのは「世界一丁寧に作る火鍋」。
独自に研究を重ね、水や塩まで厳選して一から作るスープなど、細部まで手抜かりなく成果を形にするが、常時25を超す生薬やスパイスを使う点が何よりすごい。
胃薬になる丁子や眼精疲労に効果的とされるクコなど、一つひとつに意味があり、冷え性に効く当帰、美肌効果のハトムギといった女性が喜ぶものも多数。
リクエスト次第で個々の体調に応じた追加配合も可能で、そんな鍋を座敷で味わえば、ふたりの気持ちも自ずとほぐれ癒される。
コースで提供される肉はラムと豚、別皿の鶏手羽元の3種。
根菜、葉物、キノコなどがそろう野菜と副菜の盛り合わせ。水餃子や棒湯葉もあり、舟盛りで登場。
土間だった1階にテーブルを配置。置かれたイスもアンティークで統一されており、レトロな趣が漂う。
靴を脱いで上がる2階は個室。座敷2部屋のほか、テーブルを置いた1室もある。掛け軸などの調度品も見もの。
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