『幸せになる、 小さなお店。』 Vol.7

House area

日常の贅沢。住宅街のセカンドキッチン。

昼夜ともにコースはプリフィクス

アンドセジュール

UN DE CES JOURS

日常に潜む美味。地元密着型レストラン。

緑あふれる閑静な住宅街・多摩川に、この9月1日オープンしたばかりのフランス料理店が、ここ『アンドセジュール』。

以前はレストラン『サマーシュ』があった場所といえば、懐かしく思う往年のグルメも多いことだろう。その、『サマーシュ』は、オーナーシェフの河井健司氏にとって修業時代を過ごした思い出の店。師と仰ぐ丸橋シェフから店を引き継ぎ、自らの原点ともいうべき地で、新たな道を踏み出した氏の万感の思いが、“いつの日か”の意味を持つ店名にこめられているようだ。

フランスで5年半に渡る修業の後、帰国してからは、六本木『オー・シザーブル』のシェフとして腕を揮った河井シェフ。“できるだけ素材をシンプルに”のポリシーはそのままに、ここではそれまでのスタイリッシュなプレゼンテーションから親しみやすいスタイルにチェンジ。

アナゴのベニエや仔羊のロースト、白身魚のカリカリ焼きといったわかりやすい料理を揃え、いい意味での“普通のフレンチ”を標榜している。とはいえ、同じ肉でも、種類や部位に応じて火入れや塩梅を微妙に変えるなど細やかな配慮が飽きのこない美味を生み出している。それも「自分の目が届く広さだから」こそ。肩肘張らぬ雰囲気も好感がもてる。

右上.子供連れもOK 2 .フランスは『サンドランス』で修業を積んだ河井シェフ 右下.グラスワインも豊富 左..フランスは『サンドランス』で修業を積んだ河井シェフ

右.アナゴのベニエ、きゅうりのソース¥2 ,000(単品)もあり。発想は穴キュウとか 左上.ホロホロ鳥のパテアンクルート。ランチのメニュー¥1,700 から。シャルキュトリーが上手な河井シェフならではの一品 左下.白身魚のカリカリ焼き。アナゴとこちらはディナーコース¥3,600 より

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