マティーニのほかにも Vol.6

20代の頃の元彼が忘れられない。思い出の場所で感傷的になった37歳女は思わず勢いで…

東京に点在する、いくつものバー。

そこはお酒を楽しむ場にとどまらず、都会で目まぐるしい日々をすごす人々にとっての、止まり木のような場所だ。

どんなバーにも共通しているのは、そこには人々のドラマがあるということ。

カクテルの数ほどある喜怒哀楽のドラマを、グラスに満たしてお届けします──。

▶前回:損保勤務の28歳独身男がNY駐在に。現地でハーフの彼女ができて、夢中になった結果…


Vol.6 <シャーリーテンプル> リサ・ミヤタ(37)の場合


搭乗後の機体の点検による遅延で、リサの乗るJFK−HND便が到着したのは日本時間の21時を回っていた。

「Aww、my back hurts…」

長時間のフライトで疲弊した体。着陸した飛行機の窓にへばりつく水滴。

2年ぶりに訪れる東京が梅雨のシーズンであることに、リ......


この記事へのコメント

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No Name
そんな事があったのね。でもそのプロデューサーの力ではなく自力でここまで来たのだからもう忘れていいと思う。
2024/07/03 05:2730返信1件
No Name
未練タラタラとかではないけど何となく心に残ってる人は誰にでもいるような気がする。テオにはバレなかったけれどヒデを裏切った罪悪感をずっと抱えてバーで当時の気持ちが蘇って感傷的になってしまったんだね。 切ないストーリーだったけれどテオのキャラがちょっと。普通に日本で生まれ育ったオラオラ系のアラフォーおじさんのようでそこだけちょっと残念。
2024/07/03 05:3822返信1件
No Name
ヒデは本当に懐深い良い男だね
2024/07/03 08:399
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