◆これまでのあらすじ
夫が調停で自身の財産を公開した。しかし、その額は楓が思っている金額よりもはるかに少なかった。それに、財産の中に楓たちが今住んでいるマンションが入っていない。
「ローンは組んでいないはず…」しかし、後日、夫・光朗が「マンションは分与の対象に入らない」と主張していることを知る。
楓と別居を始めたのは4年前だから、3年前のマンション購入時は財産分与の対象にならないという。事実と違う主張に楓は…。
▶前回:経営者の夫が有明に借りているタワマン。仕事目的と言っていたが、別邸を持つ本当の理由とは
Vol.9 夫の私物は誰のもの?
楓の皿の上のパンケーキはすっかり冷め、生クリームは溶けて広がっていた。
夫が、いま目の前に座っている松島という女性と付き合っていたことは、すでに楓の中で事実として定着している。そして現状、松島の方が夫よりも信用できそうだというおかしな状況も、楓は受け入れようとしていた。
......
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この記事へのコメント
方々に話をどんどん広げるのはいいけど何一つ回収されてない。こんな状況で来週は楓が恋愛?嘘でしょ。
普通に、 このケースは相変わらず重い とか相変わらず重いこのケース の方が読み易いと思いました。
だったら読まなければ良いのだけど、フリーで読める連載減ってきてるから読んでしまうというジレンマ🤣