2010.10.21
流行るお店の理由 Vol.6常識を覆すハンバーガー新世紀到来。
アメリカンなイメージが強いハンバーガーに、独自の
感性を加味した新感覚のハンバーガーが革命を起こす!
2010.10.21
流行るお店の理由 Vol.6アメリカンなイメージが強いハンバーガーに、独自の
感性を加味した新感覚のハンバーガーが革命を起こす!
このフォトジェニックなバーガーに注目してほしい。中央に白く積もる雪のように見えるもの、実は大根の鬼おろし!
「ラーメンにはあっさり塩味がありますが、ハンバーガーには日本人の嗜好に合う繊細なものがないじゃないですか」と店主の萩原洋次氏。ならば日本人好みのハンバーガーを作ってしまおうと、試作を重ねて出来上がったのが、この「鬼おろしそ岩のりバーガー」なのだ。
「家庭のハンバーグって、ソテーオニオンがたっぷり入っていますよね。そのイメージです」と萩原氏が語る通り、塩こしょうのみで味付けした熟成肉のパテと大根は優しく、懐かしい味わい。鬼おろしで粗く擦ることにより、食感が豊かになり、バンズの大敵である水分もカット。パテに塗った岩のりも風味豊かだ。
アメリカ由来のハンバーガーに日本人的な嗜好。ありそうでなかった組み合わせに引き寄せられたゲストが、リピーターとなり、アボカドバーガーや具だくさんのチャウダーも人気に。
ちなみに店名の『ハラカラ。』は、“同胞”の意。旨いもので繋がれば、誰もが同胞。うん、納得。
※こちらの店舗は現在閉店しております。
「僕が作ったらこうなる」と新メニューにハンバーガーを用意した植木将仁シェフ。バンズで肉を挟むのではなく、肉でパンを挟むという発想にまず驚き。さらにそのミルフィーユをレタスで挟み、手で食べられるよう工夫した。
「ウチの売りのひとつは生産者からダイレクトに届く新鮮な野菜。今日はレタスを使ったけど20種ぐらいある葉もの野菜の中から、その日その日で良いものを使うつもり。味が濃くってシャキシャキとした食感も楽しめるでしょ?」
なるほど、食べればフレンチとして完結している、その旨さにまたビックリ。逆転の発想から生まれた新バーガーだが、決して奇を衒っただけの料理ではないのだ。
「植木将仁としての料理を確立したいと思っているんです。今後も色々と提案していきたい。ソール・ボンヌ・ファムを新しい形で提供したり、ハヤシライスといった洋食を僕なりに解釈したり」
アイデアと情熱は尽きることなくシェフの身体に漲っている。技法はフレンチだがアイデンティティは日本人。シェフというフィルターを通して新しい美味は生まれる。
2010.10.21
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