2024.02.23
グループ加入から約2年、いまや欠かせない存在となった乃木坂46の5期生。川﨑 桜さんは、まさにそのひとり。
神奈川県出身で“横浜は思い出深い街”という彼女。運命のような偶然に導かれて行われた撮影の舞台は、横浜を代表するクラシックホテル。
終始、彼女を笑顔にさせた“奇跡の偶然”とは?
「20年以上前、両親がここで結婚式を挙げたと聞いて、不思議な気分」
「実は両親が結婚式を挙げたのが、ここのホテルなんです。今回の撮影場所を話したら、嬉しそうに話してくれて。私も初めて聞いた話で、まさかの偶然にびっくり」
現場入りして開口一番、そう教えてくれた川﨑さんのエピソード。
驚いたのはもちろんだが、そんな奇跡のような偶然も、“必然”に思えてしまうのは、ひとえにこのホテルの歴史ゆえだろう。
1927年の開業以来、世界史に名を刻むVIPをはじめ、多くの著名人たちに愛されてきたのは、そのエレガントな空間はもちろん、ここでしか味わえない名物料理の存在があるから。
ドリア、ナポリタン、プリン・ア・ラ・モード。おなじみの“洋食”メニューは、このホテルから生まれたものだ。
ヨーロッパのリゾート地のようなエレガントな空間で歴史あるメニューを前に、やや緊張の面持ちだった川﨑さんも、プリンの誘惑には抗えず……。「めっちゃ美味しい♡」と、この日最高の笑顔を見せた。
「街の空気が澄んでいて、深呼吸するだけで横浜は気持ちいいです」
「都会だけど海がすぐ近くに感じられて。ちょっと歩くだけでリフレッシュできるし、海を眺めているだけで幸せな気持ちになる。
私にとって横浜は、パワースポットなんだな、って今日改めて思いました」
昨夜は家族とともに、リラックスして過ごしたという。
川﨑さんといえば、フィギュアスケートの経験者で、フジテレビ系「全日本フィギュアスケート選手権2023」ではアンバサダーを務めた。横浜は幼少期の頃からレッスンに通った思い出深い街だという。
グループの次世代を担う、5期生の川﨑 桜の葛藤する思い
フィギュアスケートから離れ、新たにアイドルという道を歩み出したのは2022年2月。乃木坂46新メンバー募集オーディションに合格し、翌年には選抜メンバー入りを果たした。
5期生メンバーだけで行われた、『新参者LIVE』、写真集『あの頃、乃木坂にいた』の発売など、“新生・乃木坂46”を託された彼女たちの活躍ぶりは目覚ましい。
だが、本人は葛藤の只中にいる。
「この2年間、根性や努力だけではどうにもならない壁、みたいなものには、もう何度もぶつかってます。自分には向いてないんじゃないか、って思うことはすごく多くて。
自分の存在意義を常に探しながら、何度も何度も心が折れかけては、ギリギリのところで前を向く、その繰り返しな感じですね」
「神宮に立てなかったあの日、感情が爆発して号泣しました」
昨年、乃木坂46の聖地とされる神宮球場でのライブには、怪我のため立つことが叶わなかった。
その悔しさは想像以上で、スタッフ曰く「普段ほとんど涙を見せず、自分で解決できる心の強い子」という川﨑さんが初めて感情を爆発させ、号泣したという。
「ステージ裏で、過呼吸になるんじゃないか、っていうくらい泣きました。
悔しさ、申し訳なさ、それと同時にメンバーのパフォーマンスに感動もしてて。全部の感情がないまぜになって、もうぐちゃぐちゃ(苦笑)」
それでも前を向く、原動力って?
「これって明確に言えるものはないんです。自分でも本当になんで辞めないんだろう?って何度も自問自答します。
でもこれまでもそうでしたけど、“あと1ヶ月だけ頑張ってみる”をずっと延長している感じなんです。頑張る、少し報われる、また頑張る。
実際、神宮のショックから立ち直る間もなく、『新参者LIVE』が始まって奮闘して。ようやくその10公演を無事終えられて初めて、自信というかちょっと報われた気持ちになれたので」
直近の目標は、3月に控える「12th YEAR BIRTHDAY LIVE」に万全の態勢で臨むこと。
「毎日セットリストが異なるので、たくさんの楽曲の振りやフォーメーションを体に叩き込む必要があって。先輩たちに比べたら、ストックが足りないので、ついていくだけで必死です」
あどけなさと可憐さの合間に、ふとのぞく意思のある眼差し。川﨑 桜さんは、ただならぬ“根性の人”。インタビューを経て、それは確信に変わった。
時代がどんなに移り変わろうと、成功する人間に不可欠なその要素をきっと彼女は持っている。川﨑さんの激動の日々はまだまだ続く。
■プロフィール
川﨑 桜 2003年生まれ。神奈川県出身。2022年2月、乃木坂46 新メンバー募集オーディションに合格。フィギュアスケートの経験を活かし、フジテレビ系「全日本フィギュアスケート選手権2023」のスペシャルサポーターに就任するなど、多方面で活躍。乃木坂46 5期生写真集『あの頃、乃木坂にいた』が好評発売中。
■衣装
ジャケット 93,500円、トップス 27,500円、ドレス 44,000円〈すべてラインヴァンド/ラインヴァンド カスタマーサポート customer@leinwande.com〉、ブーツ 48,400円〈ファビオ ルスコーニ/ファビオ ルスコーニ ルミネ有楽町店 TEL:03-6268-0538〉、バッグ 154,000円〈グローブ・トロッター/グローブ・トロッター銀座 TEL:03-6161-1897〉、イヤカフ 8,800円〈オクトinfo@0910.tokyo〉、その他スタイリスト私物
▶このほか:「芸能のお仕事をしていると…」上白石萌音が抱く危機感と、“平凡”であり続けることの意味
2月21日(水)発売の「横浜が呼んでいる。」を読みたい方はこちらから!
今月の『東京カレンダー』は「横浜」を初特集。”あの頃”からアップデートした最新の横浜情報を武器に、あの人を誘い出そう!
大人のための「横浜攻略本」、保存版です。
月刊誌『東京カレンダー』は、毎月21日頃の発売です。お近くの書店、コンビニでお求めいただけます。
⇒紙版をお求めの方はこちらから
また、買いに行く時間がない方、近くのお店で売り切れてしまっている方には、インターネットでの購入もお勧めです。
⇒通常版はこちらから
⇒特別増刊はこちらから
⇒アプリでのご利用はこちらから(iOSの方・Androidの方)
※最新版のアプリをダウンロードしてください。
おすすめ記事
2022.05.26
【WEB限定カットも】カウンターデートで、田中 圭にじっと見つめられたら…?
- PR
2024.12.19
「彼のこと、気になってきちゃった…」女性との距離が急速に縮まる、特別な気持ちの伝え方とは
2024.09.15
美女にQ&A~ミスコン出身者の幸福論~
「人生で初めて打ちのめされた」PR女子1年目のキャリア重視な日常とは?時に無力さも感じ…
2015.03.22
How to be TOKYO GENTS 東京人よ、紳士たれ!
アップルの新製品は刺激的なドリンク?
【SEASON】旬こそ最高のラグジュアリー
- PR
2024.12.20
初心者も楽しめるカジノがアツい!“大人のテーマパーク”「パラダイスシティ」主催のイベントに編集部が潜入
2024.04.29
美女にQ&A~ミスコン出身者の幸福論~
「新社会人1日目に飲んだビールが、最高でした♡」青学ミスコン出身・26歳クール美女の正体とは?
2023.10.29
東京独身白書2024 予告編
祖父の代から歯科医一族のエリート男子。穏やかな雰囲気とはギャップのある趣味があって…
2023.10.09
現代の“教育・お受験”リアルドキュメント
「塾に課金してまで中受しなくていい」都立高校から、東大に現役合格。直前までE判定でも受かったワケ
2019.11.11
東カレ倶楽部
パルム・ドール2008 日本初披露!歴史的瞬間に立ち会った『東カレ倶楽部』メンバーをレポート
2024.02.10
INI・尾崎匠海&西 洸人&後藤威尊が語る、理想のデートとドーム公演への想いとは?
東京カレンダーショッピング
『かに物語』:〆まで楽しめる雑炊の素付き!蟹の旨みがたっぷりと溶け出すかに鍋セットミニ
『肉のABCフーズ』:黒トリュフ塩付!牛タン&A5ランク黒毛和牛を使った極上ハンバーグ
『東京京橋おばんざい醸』:肉を引き立てる3種の塩!A5黒毛和牛を使ったローストビーフ
『かに物語』:海老・帆立・蟹!ベシャメルソースに、各種海の幸をトッピングした贅沢グラタン
『UMIKARA』:薄切り・厚切り食べ比べ!特製出し汁で味わう若狭湾真鯛の鯛しゃぶセット
『パンツェロッテリア』:具材ごろごろボリューミー!フレッシュな野菜と肉感満載のフライドピッツァ
『オリベート』:黒トリュフ香る、口当たりクリーミーな究極のティラミス
『ミホ・シェフ・ショコラティエ』:日本を代表するショコラティエ―ルが作る、 ショコラ好きのための濃厚ガトーショコラ
『LOUANGE TOKYO』:アート感溢れるビジュアル!口溶けなめらかな大人の生チョコレートエクレア(6種)
『ル・ボヌール 芦屋』:しっとりサクサク!フリーズドライ苺にホワイトチョコをたっぷりと浸透させた新感覚スイーツ