東京の女性は、忙しい。
仕事、恋愛、家庭、子育て、友人関係…。
2023年を走り抜けたばかりなのに、また走り出す。
そんな「お疲れさま」な彼女たちにも、春が来る。
温かくポジティブな風に背中を押されて、彼女たちはようやく頬をゆるめるのだ――。
▶前回:「このままじゃ、ヤバい」銀行に入社して7年。惰性で働く30歳女が決意したコト
千佳(29) これって、誰の人生?
「このカバン、かわいい」
日曜日。
表参道にあるマルニのブティックで、千佳の目は釘付けになる。
赤い色が魅惑的なバッグ。
― もうすぐ30歳の誕生日だし、一念発起して買っちゃおうかな。
店員に声をかけて持たせてもらうと、華やかな気分に包まれた。
「......
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この記事へのコメント
ジェフ・ベゾス氏ならまぁ我慢出来るかもだけどシニア向けの化粧品? 売れてるのかい?笑
勇馬も千佳も。