顧客満足度を極めたら、常識を覆す店になった
「四字熟語の理由をよく聞かれますが、店のコンセプトをひと言で分かりやすく伝えたいという意味もあります。
新進気鋭って自分で言うのはどうなのか、というところはありましたが(笑)、これは全く新しい価値観を生む焼肉店にするという思いの表明です。
言葉の先にあるストーリーを楽しみにして来ていただきたくて」
系列店のなかで唯一、会員制ではないのが、古き良き大衆焼肉と位置づけた『暴飲暴食』。
現在、新規会員の入会はすべて断っているが、ここに通うことでそのご縁が結ばれる可能性も。
「入会金は100万円なんて冗談で言ったりしますけれど(笑)、どの店舗も会員費・入会金はいっさいいただいたことはありません。
会員制としている一番の理由は、お客さんとの信頼を築ける両思いの関係性を大切にしたいから。僕は飲食の経営者でも料理人でもない目線で、どうしたら喜んでもらえるかということを常に考えているんです。
作りたいのは飲食店ではなく、みんなが幸せでいられる世界。価格よりも満足度重視、良い素材を仕入れるために生産者の方との信頼関係を深める努力をし続けたい。
自分たちが本音で良い店だと思えなければ、そこに真の価値は生まれないと思うんです」
単なるステータスや他人からの評価には一切左右されない。飲食を通して幸せな世界を築きたいというシンプルな気持ちだけを、ブレることなく貫き通している。
目指す道は……“真実一路”だ。