2024.01.08
近年、洒落た大人たちがそろって“立ち飲み”する光景が日常的になった。
イマドキなセンスが光る店内には、個性派サワーやジャンルレスなつまみが並び、隣の客同士が意気投合して心地良いムードが自然発生する。
そんな感度の高い大人たちが集って酒場シーンを盛り上げている、東京都内のおしゃれな立ち飲みの店をご紹介!
代々木3丁目という、代々木駅からは遠く飲食店もまばらに点在する静かなエリアに、突如現れた『寄』。
クリエイティブディレクターの南 貴之さんが手掛ける、「寄り合い」がコンセプトの“食とカルチャーのセレクトショップ”だ。
角打ちスタイルのカウンターでいただけるのは、京都の『suba』をはじめ、南さんが全国から寄せ集めた人気店の美味しいつまみや旨い酒たち。
「昆布締めかいわれ」や「宝暦味噌ポテトサラダ」などが盛られた「三種盛り」(770円)と、新宿ゴールデン街『OPEN BOOK』のリキュールで作る「リアルレモンサワー」1,100円。
さらに、同じ空間にはレコードショップやアパレル、ギャラリーも併設。
訪れるだけで五感が刺激される、新時代の“スタンディング”を体験できる話題の店だ。
■店舗概要
店名:寄
住所:渋谷区代々木3-38-10
TEL:03-6381-6131
営業時間:11:30~(L.O.22:00)
定休日:水曜
席数:カウンター16席、スタンディング18席(外のガレージ席ではペットの同伴も可)
2023年7月に開業した「ハシゴ楼」の玄関口で、ひと際目を引くネオンサイン。
その楽しげな雰囲気に釣られてか、大勢の客たちが連日連夜詰めかける同店。
9タップあるクラフトビールが主軸ながら、オリジナルのレモンサワーも種類豊富。
“特大”はまさにクレイジー!
3Lのサワーが注がれる「特大クレイジーサワー」(2,499円)の巨大グラス!
サク飲みに最適なボリュームと価格のアテや、フレンドリーなスタッフたち。
使い勝手と居心地の良さが、人形町の酒好きたちを射止めている。
ここを皮切りに同ビル飲食店をハシゴして、再び〆の一杯を飲みに戻ってくる客も少なくないとか。
早くも人形町の関所的な一軒として盛り上がりを見せ、存在感を放っている。
■店舗概要
店名:スタンドクレイジークラフトビア
住所:中央区日本橋人形町1-19-5 エムズクロス人形町 1F
TEL:03-6686-6414
営業時間:【月~金】14:00~24:00
【土・日・祝】11:00~24:00
定休日:無休
席数:スタンディング30席
※キャッシュレス決済のみ
コロナ以降の文化と思われた“立ち飲み”。
だが、近年話題の店が続々誕生し、飲み屋街の先端を行く都立大学には、2009年から人気店がある。そんな“老舗”も、さらに勢いづいていた!
実は、都立大学では15年以上前からはやっていた!
お店は駅から徒歩すぐ。天気の良い日は外で立ち飲む客の姿も店の風物詩に。
ラフに集う大人たちの心地良いバイブスが共鳴する
都立大学駅至近にある、三角形の建物が印象的な『marucan』。地元のワイン好きはもとより、ナチュールファンの間でも有名な一軒だ。創業は2009年。
「しっかり食事もできて、ワイン1杯のサク飲みも歓迎なビストロバルのスタイルは、当時はまだほとんどなかった」と店主。
キッチンを囲む着席カウンターとは別に、立ち飲み席もその当時から設けていた。
「質のいいモノを食べて飲みたい人たちが、気分に合わせて好きな場所で楽しめるように」。そんな自由さと程良い距離感から、スタッフや隣客と交流が生まれ、その風景はこの店の象徴に。
パリのカウンターバルを思わせる、肩肘張らない洒脱な空間は女性ひとりで訪れても緊張しない。
時代が追いついてきたいま、“お洒落立ち飲み”のパイオニアのバイブスを体感してみたい。
5品載る「前菜の盛り合わせ」1,000円。石巻から直送される魚は絶品。
ナチュラルワインのグラス(1,000円~)は常時10種類前後。
岩中豚と塩、ハーブのみで作る「自家製ソーセージ」1,500円。
ソムリエの川島けんすけさんと、シャルキュトリーが得意なシェフの伊東郁未さんが、にこやかに出迎えてくれる。
■店舗概要
店名:marucan
住所:目黒区中根1-1-7
TEL:03-5731-2117
営業時間:18:00~(L.O.22:00)
定休日:日曜、祝日、不定休
席数:カウンター10席、スタンディングあり
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