2023.12.23
東京リアル女子図鑑 Vol.16本連載では、多種多様なカルチャーが息づく「東京」の中から、1つのエリアに焦点を当て、そこを拠点とする女性の生態を探る。
彼女たちはどんな日常を送り、どのような出会いを求めているのだろうか?
今回スポットを当てたのは、“三軒茶屋女子”のY.Aさん。
地元でお付き合いしていた彼との別れを選び、「東京でパティシエとして通用するのか試したい」と上京。
「仕事に熱中していたら、あっという間に29歳になっていた」という彼女は、恋愛がうまくいかないことが悩みだという。
マッチングアプリ「東カレデート」で月に2人とデートするという目標を立てて、積極的に婚活に励んでいるが、上京後の恋愛は散々だったようで…。
早速、三軒茶屋女子のリアルな恋愛事情を覗いてみよう。
取材・文/和栗 恵
▶前回:恋愛コンサルタントとして働く26歳の銀座美女。“一通の内容証明”が彼女の人生を変えた!?
三軒茶屋女子・Y.Aさんのプロフィール
広島県出身の29歳。
7年前に上京し、ジョエル・ロブションのパティシエとして修業。その後立ち上げから参加したカヌレ専門店はグルメ雑誌に掲載され、エルメスのレセプションパーティーなどからも声がかかるほどに。
現在、自らの店を構えようと物件探しに奮闘中だ。
ラブラブ絶頂期に彼と音信不通に!?でも、よくよく彼との会話を思い出してみると思い当たる節が…
―― お仕事は何をされているのでしょうか?
専門学校を卒業してからずっとパティシエとして働いてきましたが、人と付き合う余裕もないほど忙しかったので今は少しだけペースダウン。
平日は定時で上がれる事務のお仕事をしています。
―― 上京した理由は?
広島でパティシエの職に就き、彼氏もいて幸せに暮らしていたのですが、彼と結婚後のライフスタイルについて話し合った際、うまくかみ合っていないことが分かったんです。
それと彼は地元では有名な名家の方だったので、彼の親からはあまり相手にしてもらえず…。それで別れを選び、上京しました。
個人的に、パティシエとして自分の腕がどこまで通用するか知りたかったし、どうせなら世界的に活躍しているお店で働いてみたいという気持ちもあったので、迷いはありませんでした。
人生は一回だけですから。広島からさらに広い世界に出て、挑戦したかったんです。
―― ジョエル・ロブションでのお仕事は、いかがでしたか?
もちろん大変なこともありましたが、「私、けっこうできるんじゃない!?」って思いました。
自分で言うのもなんですが、けっこうお菓子作りに関しては自信があるんです!専門学校時代にはパティシエの全国大会に出て、敢闘賞をいただいたこともありました。
ロブションで1年ほど働いた後、もっと自分らしさを出したいと感じ、横浜のカヌレ専門店『galbe yokohama』の立ち上げに参加し、レシピの提案をさせていただきました。
おかげさまでとても評判になり、エルメスのレセプションパーティーで使っていただけたり、『anan』や『ELLE gourmet』などの雑誌でも紹介されたりするようになりました。
自分の実力が認めていただけたようで、とてもうれしかったですね。
―― パティシエとして活躍をしていたのに、なぜ事務職に?
実は、自分の店を出そうと思ってお店を探していたんです。ちょうど良い物件があり、契約しようとしたのですがタッチの差で契約できなくて…。
以降、なかなかコレといった物件に出合うことができず、それであれば急がずに少し余裕のある暮らしをしたいと思い、事務職に就くことにしました。
もちろん、自分の店を持つ夢は諦めていないので、仕事が終わった後、知り合いのお店の厨房を借りてお菓子を作って通販したり、ポップアップショップを出したり。
週末には東京会館でパティシエとしてお手伝いもしています。
―― 店舗が決まらないながらも、お仕事は順調そうですね。プライベートでの悩みとかありますか?
仕事に熱中し過ぎて、マッチングアプリで「いいな」と思う人に出会えても、連絡を返すのを忘れてしまったり…。
なんていうか、恋愛面が充実していないことが悩みです。
女友達と飲みに行って、「少なくとも月に2人とはデートしよう」と話しているのですが、ドタキャンされることもあり、なかなか難しいですね(笑)。
―― 上京してから一番忘れられない恋愛は?
背が高いハーフ顔のイケメンで、元モデルの30代の男性とのお付き合いです。
1回目のデートは横浜で、みなとみらいの花火大会に連れて行ってくれました。一番前の席を押さえてくれていて、とても感動したんです。
2回目のデートは水族館へ。その後、スカイツリーが見えるレストランで食事をするなど、大人のデートを堪能させてくれる人でした。
「絶対に幸せにするから、お付き合いしてください」って言われて付き合うことになり、彼はふたりで暮らす部屋を探し始めたりしていて、「私も、もうすぐ結婚かぁ…♡」なんて思っていたんですよ。
でも、付き合って2ヶ月くらいのときに、彼が熱を出したりコロナになったりして何度か会えないことが重なったんです。
しかも家を出る直前のドタキャンだったので、さすがに腹が立って文句を言ったら…彼と急に連絡が取れなくなって…。
毎日マメに連絡をくれていたし、優しい人だったので、怒ったのは失礼だったかも…と思い何度か連絡したのですが、反応がなくて。
「もしかしたらひどい病気になって、部屋で死んでいるのかもしれない、入院していてひどい状態になっているのかもしれないって」という考えが巡り、2日間食事が喉を通らないくらい憔悴していたのですが…。
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