
新しき「The Okura Tokyo(ホテルオークラ東京)」で優雅なステイを
1962年、世界の一流ホテルに並ぶ格式と心地良さをそなえる、日本らしいホテルとして創業した「ホテルオークラ東京」。
2015年に建て替えのためいったん幕をおろし、2019年に「The Okura Tokyo」として再スタートをきった。
本館解体後に誕生したのは、それぞれ異なるテーマの客室が入る「オークラ プレステージタワー」と「オークラ ヘリテージウイング」というふたつの棟。
今回は、「オークラ ヘリテージウイング」でのステイの魅力をお伝えしよう。
メインロビーの「オークラ・ランターン」。“幸運の六角形”は創業時からのシンボル
完全に灯台もと暗しだ。自宅近くの「オークラ東京」。結論を言うと、自分にとって都内ホテル2トップに躍り出た(もう1軒はパレスホテル東京)。
改装後の滞在は初で、「なぜ早く泊まりにこなかった!バカっ!」と帰りのタクシーで思った理由をお伝えしていく。
はじめに伝えたいのが、このホテルは幸運の六角形“亀甲文”がちりばめられていること。
ロビーの「オークラ・ランターン」はもちろん、クルマ寄せの照明など随所に潜むので見つけるのが楽しい。
まさに光のマジック。秋の陽光が縞状に差し込んだ、美しい廊下を歩く
メインロビーを出て「ヘリテージウイング」の専用レセプションに向かうと、途中の廊下で不意打ちにときめいた。
秋の陽光が差し込んで斜めの縞状に廊下を飾る。
バルコニー付きが一押しの客室「ヘリテージルーム」。ビジネスデスクも抜群の使いやすさ
六角形と合わせて運気が上昇した気分になって客室に入ると、そこがドンズバ理想の部屋だった。
窓がワイドに連なり眼下は庭園の緑。バスタブも窓際だ。
開放感溢れるバルコニーで、ウェルカムドリンクを楽しむ
イスとテーブルを置くバルコニーは驚くほど広く、幅5m以上はあるだろう。
冷蔵庫の飲み物がフリーなのも嬉しく、秋風を感じながらバルコニーでビールを飲むだけで満たされる。
開けてびっくり!“メイドインジャパン”のプレゼントが詰まった、嬉しい玉手箱
巾着や紙風船などのプレゼントが詰まった玉手箱、全室にある「THREE」の基礎化粧品など細部までハイセンス。
東京の絶景を望むクラブラウンジ。ホテル特製ワイングラスでシャンパンを愉しむ
クラブラウンジのディティールも小粋である。
ワイングラスがホテル特注のオーストリア製で、黒服のサービスマンが絶妙なタイミングで注いでくれるのが流石だ。
この瞬間の優雅さが他のホテルのラウンジとひと味違う。
伝統のフレンチトーストが絶品!カトラリーは「クリストフル」で優雅な朝食を
朝食は『ヌーヴェル・エポック』でフレンチトーストを。写真を1枚も撮らず熱々を食べるために再訪を決意した。
何より朝からエレガントな空間に身をおくと1日が煌めく。
「オークラ庭園」で癒しの散歩。マイナスイオンを浴びてリフレッシュ
食後に散歩した庭では蜂が花の蜜を吸う様子を目撃。こんな大都会があるなんて。
なお、秘密の宿泊者特権もあり、泊まればその奥深さに惚れてしまう。
■施設概要
施設名:オークラ東京
住所:港区虎ノ門2-10-4
TEL:03-3582-0111
料金:1泊1室 88,550円~
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