私の名品テラピー Vol.12

「自分にプレッシャーを与えたい」35歳で転職した美人ナース。TASAKIパールに込める想いとは?

名品には数々の効力がある。

身に着けることで日々のモチベーションアップにつながったり、自分に自信をくれたり――。

まさに、大人たちのお守り的存在だ。

本連載では人々から愛され、流行に左右されることない一生モノの“ファッション名品”にフォーカス。

今回登場するのは、看護師として働く横山悠美子さん。彼女が紹介してくれるアイテムとは?


▶前回:24歳経営者が“起業のお守り”として購入した名品。母親を思い出して「思わず涙した」理由とは?

今回お話を聞いたのは、横山悠美子さん


1987年生まれ、神奈川県出身の36歳。看護師として15年間病院に勤務し、現在は医療系IT会社で働く。

よく行くエリアは銀座、表参道、恵比寿。趣味はボディーメイク、ゴルフ。愛犬、福ちゃん(犬種はチワプー)との毎日1時間の散歩が癒やしのひととき。


美人ナースの耳元に、TASAKIのパールが光る


取材現場に現れたのは、真っ白い洋服に身を包んだ可憐な女性。聞けば納得。看護師として働いているというだけあり「白いお洋服が大好きです」とほほ笑む。

そんな美人ナースの横山さんがまず紹介してくれるのは、TASAKIのピアス「バランス プラス イヤリング」だ。

イエローゴールドの直線のバーに、サイズが統一された5珠のパールが並ぶ。すっきりとミニマルなデザインが魅力のアイテムである。それでは、購入したきっかけから、彼女の名品ヒストリーを紐解いていこう。

自分の誕生日祝いで、今年2月に約40万円で購入


「これまでは病棟勤務の仕事がメインだったので、仕事用のアクセサリーとは無縁の人生でした。でも昨年から会社勤務の看護師になったので、オフィスでも着用できるアクセサリーを探していて。初めて手に入れるパールアイテムだったので、デザインや品質を見てTASAKIに決めました」

聞くと、デザインだけでなく、パールの色選びにもこだわりがあるという。単体で見ると真っ白にしか見えないが…実際は違うのだとか。

「パールは、一つひとつほんのり色が違うんです。私が購入したTASAKIのバランスは、一番ピンク色に近いものでした。自分で選ぶことによって愛着もひとしおです」

ちなみにTASAKIのバランスシリーズといえば、パールが3つ並ぶ「バランス ネオ」の人気も根強いが、横山さんいわく「5連の『バランス プラス』がおすすめ」とのこと。その理由について、彼女はこう語る。

「3連の『バランス ネオ』と、5連の『バランス プラス』は、それぞれパールの大きさが1mm違うんです。5連の『バランス プラス』の方がパールが小さいぶん、着けたときに顔周りがすっきり見えますよ」

ぜひ、TASAKIでパールを選ぶ際の参考にしてほしい。


ブシュロンのネックレスは「仕事を頑張った証」


続いて彼女が紹介してくれるのが、ブシュロンのネックレス「キャトル ホワイト ペンダント スモール」。

キャトルコレクションは、素材違いの4つパーツで構成され、カラーバリエーションも豊富なため世代問わずファンが多いシリーズ。

その中で彼女が愛用するのは白色で、ホワイトゴールドの上に一粒のダイヤモンドがきらめくタイプだ。

2020年11月に、ブシュロン銀座本店で約45万円で購入


「こちらは、認定看護師の資格を取得し、同時に、系列病院で実施される看護の研究発表会で表彰された記念で購入しました。当時は夜勤も多く、それ以外にも美容クリニックやコロナ関連のお仕事もしていて。目まぐるしく日々が過ぎる中で、仕事を頑張ったご褒美として購入した思い出の品です」

買い物のタイミングは「仕事で一区切りつく時」が多いと言い、少しずつ自分の“努力の証”を集めているという。

横山さんの職歴はというと、長年勤めた病棟勤務を昨年卒業し、35歳で医療系のIT企業に転職。さらにこれからは、新たな分野での起業を目指しているという。

「最近、読者モデルとしての活動を始めたんです。そのオーディションをきっかけに、イメージコンサルタントという仕事があることを知りました。イメージコンサルタントとは、“なりたいイメージ”を元に、その人の魅力や価値を最大限に引き出す仕事。

私自身、読者モデルの経験を通して、ファッションや美容の魅力を改めて実感しました。そして今度は自分が、他人の魅力を引き出せる側に回りたいと思ったんです」

36歳でできた新たな夢。それを叶えるためにセミナーに通い、まずは資格取得するために励んでいる。

柔らかな雰囲気の見た目からは想像できないほど、強い向上心の塊を持っている横山さん。その分、「自分へのご褒美がちょっと多いかも」と笑うが、彼女が愛するファッションや美容が日々のモチベーションとなっていた。

取材の日のコーディネート。トッズの緑色のバッグを、全身白のコーディネートのアクセントに

お財布はエルメス。持ち歩きやすい小さめサイズを長年愛用している

白色とゴールドの組み合わせがたまらなく好き


今回横山さんが紹介してくれた2つのアイテムの共通項は「白色とゴールドの組み合わせ」である。

「この配色がたまらなく好きなんです」と語る彼女が次に狙っているのは、ブシュロンの白いリングだ。前述したシリーズと同じくキャトルコレクションのものがいいとのことだが――。

「…本当は彼氏ができたらプレゼントしてほしいなと思っていて。まだ自分で買わない方がいいかなあ…」と、取材の最後に、可愛すぎる悩みを打ち明けてくれたのだった。




横山さんにとってファッションアイテムとはどういう存在ですか?という問いかけに、彼女は、うーんと考え込んだあと、ゆっくりと笑顔でこう答えてくれた。

「ご褒美、エール、少しのプレッシャー、意欲向上…かな。どれも、今の私に必要なものです。少しのプレッシャーとは、自分を追い込むといいますか『明日からも頑張らなきゃ』という気持ちにさせてくれる、起爆剤みたいなものです」

仕事も恋愛も、まだまだ自分をアップデートさせている真っ最中。

名品と共にご機嫌に過ごせる日々を模索しながら、更なる高みを目指そうとしていた。


▶Next:11月8日 水曜更新予定
「高い景色を見たいときに履きます」。30歳男性が紹介するYSLのヒールブーツ

▶前回:24歳経営者が“起業のお守り”として購入した名品。母親を思い出して「思わず涙した」理由とは?

▶あわせて読みたい:横浜流星が銀座Diorへ!開業1周年の「ハウス オブ ディオール ギンザ」で過ごす贅沢なひととき

【私の名品テラピー】の記事一覧

もどる
すすむ

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ
Appstore logo Googleplay logo