2023.10.25
ハイスペヒストリー Vol.4東京で綺羅星のごとく光を放つ“ハイスペック”な男女たち。特に20代前半の彼らたちには、これまでの社会の常識は通用しないのかもしれない。
誰もがうらやむ一流大学に進学し、日本屈指の大企業に就職する――。
そんなこれまでのステレオタイプな人生に背を向け、自らの意思を貫きつつ同世代のエリートと呼ばれる人間とは違う道を歩む。
収入はもちろん、自身の“やりがい”を第一に求めて、自分の力を信じ起業して、新たな世界に踏み出していく。
今回は、24歳で日本最大級の会計事務所から独立し、事務所を構えた男性に話を伺った。
取材・文/蒔田 稔
▶前回:「父との思い出はキャッチボールぐらい」31歳で事務所を構えた“MENSA会員”弁護士の原点
今回、取材に応えてくれたのは、高校卒業後に大学進学を選ばず、公認会計士の資格を取得し、監査法人トーマツに最年少で入社した大輝さん(仮名、24歳)。
3年間勤務した同法人を退社後、慶應義塾大学大学院法務研究科に入学。大学院で法律を勉強した後、自ら事務所を開業した。
まずは、華やかな経歴を持つ、大輝さんの人生を年表で振り返ってみよう
特殊ともいえる、大輝さんの経歴。
なぜ、大学に進学せず、高校卒業とともに公認会計士を目指すことにしたのだろうか。
早速、話をきいてみよう。
難関大学の入試よりも難しいとされる、公認会計士の試験を高校卒業の翌年に1発でクリア。なぜ大学進学ではなく、公認会計士の資格を取ることに決めたのか。
「起業を志していたので、専門性という武器を作りたかったんです。万が一、起業がうまくいかなかったとしても、会計士の資格を取っておけば食いっぱぐれることもないだろうと考えました。
実際、僕も迷いはありました。会計士を目指そうと決心するまでは、同級生と同じようにとりあえず大学に進むんだ、と思っていましたから。
でも、大学に通う自分を想像したときに“何か違うな”って思ってしまったんです。少なくとも、今じゃないな、って。
若さというのもあったと思いますが、大学に通う時間を社会に慣れる時間に使ったほうがいいなと。その分お金も稼げるという思いが強かった。でも、両親とは “大学に行く行かない論争”で本当に揉めました(笑)。
それで会計士の勉強を始める条件として、センター試験は受けることを約束させられたんです」
そして自分の意志を貫いた大輝さんは、'17年に高校を卒業後、わずか半年で公認会計士試験の一次試験に合格する。基本、この資格を取得するには2年かかるのが普通なのだが、彼は初めから1年というスパンで考えていたという。
「2年も勉強するのがイヤだったんです(笑)。僕の中では2年という時間は長すぎた。なので、1年コースで集中して勉強しました」
'22年の公認会計士の合格者は、受験者4,067人に対して1,456人。合格率は35.8%という難関だ。「集中力は人より強いほうだと思う」と語る大輝さん。
一次試験合格後、20歳で有限責任監査法人トーマツに最年少で入社。同年、公認会計士試験の二次試験にも合格した。
自分で目標を定め、思い描いた以上の企業へと進んだ大輝さん。その生い立ちに何か特別なものがあったのだろうか?
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