「喉から手が出るほど、欲しい――」
高級ジュエリーに、有名ブランドのバッグ。
その輝きは、いつの時代も人を魅了する。
しかし誰もが欲しがるハイブランド品は、昨今かなりの品薄状態だ。
今日もショップの前には「欲しい」女性たちが列をなし、在庫状況に目を光らせている。
人呼んで「ハイブラパトローラー」。
これは、憧れの一級品に心を燃やす女性たちのドラマである。
▶前回:百貨店の外商顧客でも入手困難な名品バッグ。もどかしさに暴走したセレブに夫がかけた言葉とは…
ITベンチャー営業事務・亜美(25)
やり直す女【ヴァン クリーフ&アーペル フリヴォル イヤリング】
「亜美、別れよう。亜美もバカだけど、俺も相当なバカだった」
私は今、2年間同棲している彼氏の俊哉から、別れ話を切り出されている。
「え…。トシくん、嘘だよね?私たち3年も付き合って、同棲までしてるんだよ?」
半笑いで聞き返しながら、かつて俊哉からプレゼントされたオニ......
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この記事へのコメント
いつから、死ぬ気で転職活動してるのか知らんけど、どうせまた歳上経営者見つけて貢いでもらうんじゃないのか…