超訳YouTube~大人の教養講座~ Vol.6

築40年のマンション、内装は綺麗だけど耐震性は大丈夫?購入前のチェックポイント

耐震基準以外のチェックポイント


続いて、耐震基準以外のチェックポイントについて説明する。

注目すべきポイントは、地盤と建物の形状だ。

地盤については、話すと長くなるが、簡単に説明する。

固い地盤であれば地震に強くて揺れにくい。逆に柔らかい地盤であれば、地震に対して弱くて揺れやすい。

柔らかい地盤に建てられた新耐震基準の物件より、硬い地盤の上に建てられた旧耐震基準の物件のほうが壊れにくいことはある。


建物の形状は、シンプルな四角形が地震に強い。上から見るとL字型、コの字型の平面形状が不整形の建物や、立面形状が不整形の建物は、地震に弱い可能性がある。

立面形状が不整形な建物というのは、ルーフバルコニーが各階にあって段々になっている建物や、横からみると高いところと低いところがあり凹凸になっているような建物のことをいう。

こういう建物は、地震が起きたときに、集中的に負荷がかかってしまう箇所があるので地震に弱い傾向にある。

また、低層のどっしりしたマンションに比べて、縦に細長い建物も地震のときに倒れやすいと言われている。

1番注意が必要なのは、1階部分がピロティ構造になっている物件だ。

ピロティとは、1階部分が柱だけで構成されていて、壁があまりない構造をしているものをいう。特に敷地内に駐車スペースをとる余裕がない場合に1階部分をピロティにして駐車場を確保しているような物件だ。


ピロティ構造の物件は、新耐震基準の物件でも大震災のときに被害が出たという報告もあるので、注意が必要だ。

旧耐震基準のマンションでも地盤が固い場所、きれいな四角形、低層から中層のマンション、ピロティ構造ではない場合は、安全は確保できる可能性がある。

とはいえ、旧耐震基準の物件を選ぶときは、調べておきたいことがある。それが、耐震診断の有無と耐震補強工事の有無だ。

この記事へのコメント

Pencilコメントする

コメントはまだありません。

【超訳YouTube~大人の教養講座~】の記事一覧

もどる
すすむ

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ
Appstore logo Googleplay logo