「余裕がないのに、タワマンに住んで夢を見ていた」川島 明が語るステップアップとは？

芸歴25年目を迎える川島 明が見据える未来

風向きが変わったのは1年前。TVerでも多く観られるようになり、「一気に追い風が吹いたなという感じ」と話す。

「自分はいつもそうなんですよ。短い期間で結果を出したことがなくて、長期的に見たら意外と続いている仕事の方が多い。

僕は一発ギャグがあるわけでもモノマネができるわけでもなく、なんとなくあいつずっといるなっていうところでお仕事をいただいている。

だからこの番組も、長くやればやるほど、いいことになっていくっていう自信はあります」

MC＝大御所という印象もつくが、川島さんはなおも『テレビ千鳥』でパンティーをはくなど最大限の振り幅を維持。

「もう44歳でそのうち年齢のせいでできない仕事も増えてくるから、今は呼ばれたら基本行っています。

パンティーだってはきにいってる。あれのために脱毛もしています。商品を本当に美しく見せないとあかん。そういう中で笑いも起こったりします」

毛1本にまでプロ意識を怠らない。

「だからMCじゃないと嫌っていうことは全然なくて、それがいい感じに朝の番組につながっているのかな。みんなが緊張しないのはそこかなと。

MCは先生やと思っているけど、僕は教育実習生に近いかもしれないですね。遠過ぎず近過ぎずの距離感なので、いろいろ言いやすい。僕の前やったらスベっても大丈夫みたいな。いい意味でなめてもらっています」

呼ばれた場所で力を尽くし、最後はアイスランドで死ぬ

最後に今後の目標を聞いた。

「アイスランドに行きたいです」

意外なワードの真意とは？

「ゆくゆくはアイスランドで地球の一部となって死にたい。行ったことないんです。『北北西に曇と往け』という漫画がアイスランドを舞台にしてて、それで興味持ったとこに、ふかわりょうさんや色んな方の話聞いて。

行くと人生見つめ直して『自分はちっぽけだったな』となるらしくて、それを体感してみたい。

仕事でいうと、若手の頃から5年後のために今こうするって計画がことごとくダメやったんで、それこそ目黒に住みだしてから人に委ねることにして、呼ばれた所に全部行って一生懸命やる。それを続けて今があります。

だから仕事はそんな感じで、最後おじいちゃんなったらアイスランドに行く。見出しに『アイスランドで死ぬ』って書いといてください（笑）」

どっしりかまえず、継続を貫くスタンスが、いつか北の大地につながる。

その絵は壮大かつ面白いに決まっていると、想像させるのもまた名MCの片鱗だ。

■プロフィール
川島 明　1979年生まれ、京都府出身。1999年に田村 裕とお笑いコンビ「麒麟」を結成。現在、『ラヴィット！』（TBS）他、『ベスコングルメ』（TBS）、『ウワサのお客さま』や『川島明の芸能界㊙通信簿』（フジテレビ）、『サンデーPUSHスポーツ』（日本テレビ）等MCとして出演番組多数。

■衣装
［川島さん］ブルゾン 53,900円〈フィリッポ デ ローレンティス〉、パンツ 27,500円〈ブリリア 1949／ともにトヨダトレーディング プレスルーム TEL：03-5350-5567〉、ニットポロ 26,400円〈スローン TEL：03-6421-2603〉、スニーカー 110,000円〈サントーニ／リエート TEL：03-5413-5333〉、時計 1,342,000円〈ゼニス TEL：03-3575-5861〉、その他スタイリスト私物
［女性］カーディガン 34,100円、ノースリーブニット 23,100円〈ともにスローン〉、スカート 31,900円〈ランバン オン ブルー／レリアン TEL：03-6834-7224〉、イヤーカフ 19,800円〈ジュエッテ TEL：0120-10-6616〉、リング（左）22,000円、リング（右）14,300円、ブレスレット 11,000円〈すべてエテ TEL：0120-10-6616〉、バッグ 209,000円〈ボーイ／トヨダトレーディング プレスルーム〉、その他スタイリスト私物


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東京カレンダー最新号では、川島 明さんのインタビュー全文をお読みいただけます。
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