「余裕がないのに、タワマンに住んで夢を見ていた」川島 明が語るステップアップとは?

目黒のランドマークである「ホテル雅叙園東京」。落ち着いた大人が集う街のホテルは彼らの嗜好と通じて趣深い。

90年以上の伝統があるここは美しい文化を感じられる場所でもある。そんな空間に現れたのは、麒麟の川島 明さん。

スイートルームに、朝の顔としても活躍する実力派芸人の美声が響く。そこで語られた言葉をお届けしよう。

美女と美声と目黒のスイート

客室エレベーターに続く廊下を歩く川島さん。この日なりきる男性像を聞くと、「仕事ではいいポジションがあるけど、実は女性にめちゃくちゃ弱い男。仕事で気張っている分、甘えたがり」とのこと


女性との撮影に、「最初にシャンパン飲まされて覚えてないわって、その一本で乗り切ります」と家族への弁明を口にする川島 明さん。

緊張の面持ちだったが、現場となった目黒はアウェイではない。実は30代、この街に住んでいた。

「目黒は関西人からしたら憧れの土地。だいたいみんな最初は五反田に行くんですよ。品川駅が近いし芸人さんも住んでてちょっと外れた所だと家賃も安い。そこでなんとか結果が出ると目黒に行けるみたいな。

関西人の中で目黒はステップアップみたいなイメージです」

余裕がなかったのに、目黒のタワマンに住んで夢を見ていた

「妻に『東京カレンダー』の撮影があるとは言っていますが、楽しくごはんを食べる撮影やと思ってるはず」と川島さん。「妻はまだしも妻の両親に見られたら終わります……」


当時32歳、目黒のタワマンを選んだ。

「東京に出てきて一回はタワマンに住むのが目標というか、独身のうちじゃないとこんなドラマみたいな家に住めないだろうと、思い切って住みました。

高層階で窓がば〜んと大きくて、大阪時代の5倍の家賃のタワマンにワンちゃんと入居。余裕がなかったのに頑張っていました。

お金を貯めててもよくないなと思っていた頃。仕事は安定していたものの、さらに高みを目指すべくもう一発勝負という気持ちで決めました。

その家に、とにかく後輩を呼びたかった。ほんまにホテルみたいな景色だったので、頑張ったらこうなるよって夢を見せたかったんでしょうね」

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