先輩方がイジってくれて、ネガティブなことが笑いに変わった
そんな30代を経て現在44歳。今や10本のレギュラー番組のうち6本でMCを担う活躍ぶりだ。
中でも2021年3月にスタートした『ラヴィット!』の影響は想像以上に大きくなっている。
「どこ行っても『ラヴィット!』見てますよとか、ラヴィットポーズをしてもらえる。年上の方も多いですし、まったくなかった子ども人気も生まれました。
お母さん方から『朝から辛いことを見せたくないから、ここつけとけば間違いない』という話も聞きます。
あとは医療従事者の方から『病院でつけるテレビが不安をあおる番組ばっかりだった中、一切それをやらなくて助かります』と、お手紙でいただきました。
コロナ禍で始まり大丈夫かなと思っていたんですけど、逆にいい時に始めさせてもらったのかなと」
とはいえ初期は「正直、厳しかったですし、手探りの状況でした」と言う。
「半年で終わるとかMCが代わるとか、メディアによく書かれましたけど、そこは僕は気にしていなかった。僕よりスタッフさんが辛かったはず。
でも難しいスタートやったんで、ダウンタウンさんやさんまさん、色んな諸先輩方が色んな番組で『ラヴィット!』をイジってくれた。ネガティブなことが笑いに変わって、愛やったと思います。
結果が出てなかったんで、『ラヴィットで痩せてるやん!』と言われたり(笑)。他局でも『ラヴィット!』なら言っても大丈夫やろっていう、TBSだけどフリー素材感が出てきて告知になった。
みんながいい意味でおもちゃにしてくれた感じで、その捉えられ方がすごく良かったですね」