2023.05.13
目黒通りを一本入った住宅街の入り口。その場所に、住民に愛され続ける名ビストロがある。
“友人の家”という意味を持つ『ラ メゾン ダミ』に、日向坂46の影山さんを招待し、寛ぎの時間を過ごしてもらった。
2回に渡ってお送りしている、影山さんの記事の後編。
▶前編はこちら:「グループの中間管理職なんです(笑)」日向坂46・影山優佳が語る、卒業発表までの葛藤と描く未来
【後編】
■影山優佳さんも唸った、目黒の名ビストロの魅力
東口をしばらく歩いた路地の裏に潜むフランスの空気に心昂る
細い路地の角に佇む『ラ メゾン ダミ』。
今回、影山さんをお連れしたこの店は、一見するとカフェのようだが、実はこの地で10年以上店を構える本格ビストロだ。
開店当初から掲げる「フレンチをカジュアルに日常的に楽しめる店」というコンセプトは、今もそのまま変わらない。
泡やグラスワインは1,000円前後で、ボトルは4,000円台から幅広くそろう。
メインはいずれも3,000円台。
3人のソムリエが厳選したボトルは9割がフランスワイン。ボトルに値段が書かれている。
「お酒の世界も深そうで、ハマったらすごく入り込んでしまいそう」
影山さんのお酒デビューは20歳の誕生日当日。
「家族がシャンパンを開けてくれて“お酒会”を開いてくれました。ファーストアルコールはシャンパンですが、食べたのはピザ」だったそう。
外食時には、「食事と合うお酒を」とオーダーすることが多いとか。「最近出合ったお気に入りのお酒は、ジンソーダです」とはにかんだ。
圧巻のボリュームとワクワクする盛り付け。ワインがいくらあっても足りない
「自家製田舎風パテ」(1,200円)と「シャモとゴルゴンゾーラチーズのパテアンクルート」(1,590円)の盛り合わせ。
ゆうに3cmはあるその分厚さに歓声が上がる。
200gのボリュームながら、あっさりした味わいでペロリといける「仔羊のもも肉のグリル」3,590円。
「これ、2~3人でシェアですか?全然ひとりで食べられます!私、周りに引かれるぐらい、大食いなんです。今日は食いしん坊の素の表情が出てしまいました」と照れ笑いする影山さん。
豊富なメニューに、シェアを前提とした料理のポーションも住民を引きつける理由だ。
とはいえ、目黒という美食感度の高いエリアで大人に愛されるその理由は、やはり料理のクオリティなくして成立しない。
暖かくなるこれからの季節なら、乾杯の泡には「根セロリと生ハムのサラダ」を合わせ、さわやかな酸味と塩気でウォーミングアップ。
続いて自家製のシャルキュトリの厚みと迫力に圧倒され、「エスカルゴのオーブン焼き」の香りに誘われるようにボトルの赤ワインをチョイス。
最後はさっぱりとした仔羊をメインに据えて、気づけば大満足。
料理説明にも好奇心全開で耳を傾け、時には質問を投げ返す。
食レポする影山さんの姿は、さながら名リポーター。
「パリのような雰囲気も、料理も最高でした。ここで打ち上げしましょう!」とスタッフに問いかけ、笑いを誘っていた。
野菜もたっぷり食べられる料理を目指しています
ブルゴーニュ、パリ、南フランスと各地で経験を積んだシェフの稲生大伸さんが作る料理は、どれも気っ風がよく、知らぬ間にワインを進ませる。
これからの時期はテラスも楽しみたい
春から夏にかけては、テラス席もオープン。目黒通りから1本入ったロケーションだけに、落ち着いた雰囲気。
ほろ酔いの体に、心地よい夜風が通り抜ける。
◆
積もる話に花を咲かせながらも、旨い料理とワインがある。大人にとって、これ以上の幸せはない。
アラカルトでわがままに、好き勝手楽しみたい。
▶前編はこちら:「グループの中間管理職なんです(笑)」日向坂46・影山優佳が語る、卒業発表までの葛藤と描く未来
■プロフィール
影山優佳 2001年生まれ、東京都出身。2016年、日向坂46の前身である、けやき坂46オーディションに合格。2023年2月、9thシングルでの活動をもって日向坂46からの卒業を発表。5月9日には自身初となる写真集を発売予定。
■衣装
ワンピース 81,400円〈コルコバード〉、バッグ 35,200円〈ダブルスタンダードクロージング/ともにフィルム TEL:03-5413-4141〉、その他スタイリスト私物
■店舗概要
店名:ラ メゾン ダミ
住所:品川区上大崎3-4-9 SEIWAビル 1F
TEL:03-3280-3700
営業時間:17:00~(L.O.22:00)
定休日:無休
席数:カウンター4席、テーブル28席、テラス8席
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