「私、小学校から大学までずっと同じ学校なの」
周囲からうらやまれることの多い、名門一貫校出身者。
彼らは、大人になり子どもを持つと、必ずこんな声をかけられる。
「お子さんも、同じ学校に入れるんでしょう?」「合格間違いなしでいいね」
しかし今、小学校受験は様変わりしている。縁故も、古いしきたりも、もう通用しない。
これは、令和のお受験に挑む二世受験生親子の物語。
親の七光りは、吉か凶か―?
◆これまでのあらすじ
名門一貫校出身の果奈は、息子の翼を小学校から同じ学校に入れたいと考えている。疲労困憊の果奈を見た夫・光弘は、「そんなに大変なら、仕事を辞めるかセーブしたら?」と提案。さらに果奈の実母に、手伝いを勝手に頼み込んだ…。
▶前回:「保育園じゃなくて、幼稚園に行かせた方がいい?」ワーママがたどり着いたひとつの答え
Vol.7 ワーママには重すぎる負担
果奈は光弘の言動に怒り、部屋にこもっていた。
光弘は「そんなに大変なら、仕事を辞めるかセーブしたら?」と言い、勝手に果奈の母に家事と育児の手伝いを頼んだのだ。
ようやく彼の気配がリビングから消えたので、果奈はキッチンに向かい、ペリエをグラスに注ぐ。
光弘は、翼と2人......
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この記事へのコメント
受験の話なのに、なぜここまでヒステリックであぁ言えばこう返すウザい妻設定にしたのか理解出来ない。