内田さんにとって、人生最大の喜びは食べることだという。
「食べることが生きる理由っていうくらい好き。体型維持が大変じゃない?ってよく聞かれるんですが、好きなものを食べないで死んだ顔になるより、食べてちょっと太ってるけど、幸せそうな方が絶対いい。
もちろん仕事上、体作りは大切だけど、元気よく現場にいれないなら、意味がない。そう信じているので、節制は“ほどほど”がポリシーです(笑)」
本当に食べることが好きなのだろう。
この日も、とにかくうれしそうに食べる彼女からは、“幸せ”としかいいようのないオーラがあふれていた。
「“キラキラ”は表の顔。本来の私は、ひたすらグデッとしてたい(笑)」
とはいえ、30代に入って“ほどほど”が通用しない事態に直面したという。
「“お肌の曲がり角”ってやつに、ガツンとぶつかりました。お化粧のノリが悪くなったり、寝不足がテキメンに出たり。
先輩たちが言っていた“30代になったら、こういうことが起こるから気をつけて”ってことが、本当に起きるから、びっくりしちゃう(苦笑)。
これまでは肌が強いことに甘えて生きてきましたが、最近はきちんとお手入れしています。周りの女優さんやモデルさんからしたら、それが普通というか、あるべき姿なのだろうとは思いますけど……。
改めて見直すという意味では、いいきっかけでした」
久しぶりにゆっくり休めるという年末年始(撮影が行われたのは昨年末)は、大好きな漫画を読みながら、美味しいごはんを満喫してパワーチャージすると決めている。
「女友達とはナチュラルワインを飲みに行くけれど、家でひとりの時は牛丼が定番(笑)。本来の内田理央は、まったくキラキラしてないです。頑張ってそう見せているだけ。
本当はひたすらグデッとして、大好きな世界観に没頭して過ごしていたい。素の私は、とても人に見せられたものじゃないので、偽りの“キラキラ”です(苦笑)」
でも、彼女の言葉を借りれば、「ひたすらグデッと」して心身をリセットする時間があるからこそ、私たちの前では“キラキラ”とした姿を見せてくれているのかもしれない。