
変態、それは最上級の褒め言葉。澄んだ瞳に宿るピュアで深い愛、そして常人の理解を超えた愛情表現。そんな変態的愛情を肉に注ぐ料理人といえば、こちらのおふたり。
まず、フレンチ代表『マルディグラ』和知徹シェフは「この前ブラジルで肉修業(食べ歩き)してきまして……」とシュラスコライクな巨大肉盛りをご提案。過去にはアルゼンチンやメキシコにも出かけて極まったラテン式肉術を披露。
「乾いた土地の牛はサシがなくて軽いからいくらでも食べられる。そんなイメージ」と、尾崎牛モモ、同塩漬け、仔羊モモのケバブ、ラムラック、国産牛の心臓に仏産仔牛の腎臓、仏産ひな鶏にフライドポテト……(絶句)。しかし、これらを同じタイミングでおいしく焼き上げるテクニックってすごくない?
さて、対するカルネヤはイタリアン。学生時代からローマ史に興味津々だった高山いさ己シェフは、シチリア伝統のアンガス牛の肉じゃがに短角牛のラグーをオン。さらに「最近愛を注いでいる」という土佐のあか牛ランプのステーキ縦割りの艶めかしさ! きゃー、変態♡と悶えたくなる必食2皿。
マルディグラ
Mardi Gras
肉の修行で、世界を行脚する!
カルネヤ アンティカ オステリア
CARNEYA ANTICA OSTERIA
実家が焼肉店。肉職人のDNA!