今となっては昔のことですが、港区に沙羅という女が生息していました。
「今夜、食事会あるんだけどどう?」と言われれば飛び入り参加して、必死に“彼氏候補”を探したものでした。
ある日、ようやく彼氏ができて食事会に行かなくなりましたが、その彼にも…。
残念に思って2年半ぶりに港区へ近寄ってみると、そこには以前と全く別の世界が広がっていたのです。
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「じゃあ次は、こっちのあて巻きも撮影しちゃいますね~」
カメラのシャッター音が、狭い店内に鳴り響く。プロのカメラマンさんが撮ってくれたお料理の写真は、当たり前だけれどもスマホのレベルとは全然違う。
「うわあ、すごく美味しそうに写ってますね…!」
「何をおっしゃってるんで......
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