「この子のためなら、何だってしてみせる…」
公園に集う港区の母たちは、そんな呪文を心の中で唱え続ける。
そして、子どもに最高の環境を求めた結果、気づき始めるのだ。
──港区は、小学校受験では遅すぎる…、と。
これは、知られざる幼稚園受験の世界。母…いや受験に取り憑かれた“魔女”たちが織りなす、恐ろしい愛の物語である。
◆これまでのあらすじ
お受験塾「ほうが会」に入会し、名門幼稚園を受験した葉月と娘の華(2)。ママ友のマリエに、面接が済んだことを報告したのだが…。
▶前回:幼稚園受験の面接で、名前も言えない我が子…。それでも母が「お受験してよかった」と感じた理由
Vol.11 努力と“ご縁”
「いい気持ち〜、晴れてよかったね!」
『Little Darling Coffee Roasters』のオーツミルクラテを置いて、マリエさんが上機嫌でのびをした。
平日午前のSHARE GREEN MINAMI AOYAMAは、秋晴れの気持ちいい日だというのに空いている。......
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この記事へのコメント
また大した秘密じゃないんだろうな〜😂