「あの頃の自分が思い描いていたオトナに、ちゃんとなれてる?」
高校卒業から12年。
これは様々な想いを抱えて上京してきた、男女の物語だ。
恋に仕事に、結婚に。
夢と現実の狭間でもがく30歳の彼らが、導き出した人生の答えとは?
▶前回:深夜の西麻布で、ぼんやりと信号待ちをしていたら…。女がいきなり顔を引きつらせ、凍り付いたワケ
山中浩二、30歳。エリート商社マンの秘密
「ねぇ、いつ結婚してくれるの?」
六本木にある、タワーマンションの一室。僕の腕に絡みつきながら、恋人の葉子が甘い声で囁いた。
「あ、あぁ…。ちゃんと、考えてるからさ」
彼女は「煮え切らないなぁ」と言って背中を向け、いつものようにInstagramをチェックし始めた。......
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この記事へのコメント
本当にそうだよ。
そんなに迫ったら、仮に良いなぁと思われてもすぐにみんな逃げていっちゃうよ😅
しかしこの後どんな風にこのストーリーが進んでいくのか興味津々。