TOKYOネオビストロ旋風! Vol.1

ル プティ マルシェ

Le Petit Marche

迫力の暖炉焼きが名物の
ネオビストロの新星

左.「熟成黒毛和牛の骨髄焼き ゲランドの塩にて」¥980。食べる部分は骨の中心のわずかな骨髄。小さなスプーンでどうぞ。

右.「骨付きロース肉42日熟成」100g¥700。写真は3人前600g

ワインの輸入卸売会社「トゥエンティーワン・コミュニティ」が、『ぶどう酒食堂さくら』に続く2店舗目として10月にオープンしたネオビストロ。フレンチといえばパン、ということで、作り手の顔が見えるように、石窯パン工房を併設した。

階段で2階へ上がると、まず目に入るのがこのベーカリー。その横を通って奥へ進み、ハイカウンターのオイスターバーコーナーを過ぎると、レンガ作りの暖炉を備えた吹き抜けのダイニングが現れる。

名物は、この暖炉の置き火で肉を焼く「暖炉料理」。パリの三ツ星『ジャマン』でジョエル・ロブション氏の下、セクションシェフを務めた羽渕康彦シェフが、帰国後に代官山の『レストラン パッション』で身につけた暖炉料理は、遠赤外線効果による火入れと薪の香ばしい香りが魅力だ。

基本の味付けはベーシックだが、付け合わせの野菜は無水調理で仕上げるなど、さりげなくガストロ出身者らしい技が使われている。3週間前後熟成させた肉は、旨みが濃く風味豊か。冬の間はオーナーが自ら獲るジビエも登場する。

地下~2階と続く系列ワインショップ『ソムリエ』からは、1000種類以上のワインがどれでも持込可能。フレンチだからと小声で話すのではなく、ワイワイやれる雰囲気も魅力だ。気軽に日常使いできるネオビストロとして、ぜひ覚えておきたい一軒である。

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