中学校受験が主流となるなか、あえて小学校受験を選ぶ家庭も少なくはない。
そうした小学校受験を選んだ家庭が一度は悩むのが「国立と私立、どちらが良いのか?」だ。
最先端の教育をウリとする国立小学校か、独自の教育方針をウリとする私立小学校か。
あなたなら、どちらを選ぶだろうか。
今回は、図らずとも2人の我が子を双方に通わせることになった夫婦の話だ。
その体験談を基に受験対策から入学後の教育環境、さらには卒業後の進路の行方まで、双方の違いを徹底比較してみた。
前回の記事はこちらから
公立小に通う息子が、6年生の秋に突然「慶應を受けたい」と言い出した。無謀とも言える親子の結末は…
▽INDEX
1. 長男は国立、次男は私立。そこには意外な理由があった
2. 国立小と、私立小。受験対策に違いはあるの?
3. 同じ小学校でも、国立と私立の教育はこうも違う!
4. 学費の違いで選ぶよりも、子どもの適性に合わせて選んだ方が賢明?
長男は国立、次男は私立。そこには意外な理由があった
「長男が生まれたときには、小学校受験をしようなんて全く思ってはいなくて。じっくりと学校選びをしたうえで、中学受験でいいだろうと考えていました」
そう語るのは都内在住の黒田祥子さん(仮名、38歳)。大手電機メーカーに勤務し、夫とは職場結婚だった。
そもそも小学校受験をさせるつもりはなかったと言うのに、彼女の家庭に何があったのだろうか。
「それが…。主人の家系がみな国立小学校を受験されていて、長男が育つにつれて、お義父様が国立を勧めてきたんです。
私たち夫婦はそれを無下にはできなくて。でも次男も生まれて、いずれ2人の子どもが私立中学に通うことを考えると、果たして家計的に持つのだろうかという不安もありました。
そうしたこともあって、ダメもとで長男に国立の小学校を受験させてみようかという話になったんです」(黒田さん)
試しにと思って受けた結果は、意外なことに合格。そうなると、今度は次男をどうするのかという問題に直面する。
「長男だけに小学校受験をさせて、次男には何もしないというのでは可哀想な気がして。最初は長男と同じ国立小学校を受験させようと考えていました」(同)
しかし黒田さん一家は、結果的に次男のみ私立受験をさせる道を選んだ。その理由は、国立の“ある傾向”に気づいたからだった…。
またはアプリでコイン購入をすると読めます
この記事へのコメント
筑波、早稲田、慶應横浜、白百合、青山
と全部合格しましたよ。
その中から娘が息子と違う学校を選びました。
だから、私立と国立を
親が無理に区別しないで
自由にやらせればいいだけ。
キラリと光る子は
私立、国立関係なく
向こうから欲しいといわれるのです