予約がとれなくなる店2013 Vol.5

ダ オルモ

DA OLMO

【推薦者】佐々木ケイ/フリーライター

志は高く間口は広く、そして誰にも優しく。
燃えたぎる情熱を優しい笑顔で包んで。
人気店を支えたふたりの待望の新店!

「土地の情景が浮かび上がる味わい。料理も、そしてワインも」

カネーデルリ プレサーティ¥1,000。パン粉とチーズで作る北イタリアの郷土料理にフリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州のお隣、スロヴェニアのワインを合わせて

5 年間を共に過ごしたふたりの想いがひとつに

新店らしからぬ安定感
信頼が生む豊かな美味

新宿三丁目のトラットリア『ブリッコラ』で活躍した北村征博シェフとマネージャーの原品真一さん。ふたりが開いた店というだけで「必ず行く!」というファンは数知れず。開店前から熱い期待を受けたニューフェイス!

メニューは北村シェフの修業先であるトレンティーノ・アルト・アディジェ州の郷土料理が中心。手打ちパスタの数々も熟成肉の炭火焼きもまず凝縮感ある素材の味が軸に。そこに原品さんがベストな状態でサーヴしてくれるワインがしかと寄り添う。ふたりで培ってきたお馴染みのスタイルだ。

では変わったところは?と尋ねると「席数が減った分、自由が増えた」とシェフ。素材を例に取れば“安定して数を仕入れられる”より“使いたい”を優先できるということ。ひと皿の、そしてゲスト一人ひとりのために。原品さんは言う。「出会ってすぐに、いつか北村さんと店をやりたいと思った。まっすぐ、お客様の方を向いている料理人だと感じたからです」

料理とワインが相乗するように、ゲストへの想いも相乗する。そんな店だもの、楽しい時間が流れるのは当然。予約困難などにくじけず、店との年月を重ねていきたい

トウジンのラサ¥1,600。ラサは小さな粒状のパスタ

中勢以熟成但馬牛カメノコのカルネサラータ¥1,700。噛んでじっくりと味わえるよう、やや厚めに切って提供する。赤身の味が濃厚

左.北村シェフと原品さん。ともに癒し系

右.互いへの想いから広いオープンキッチンと大きなワインセラーがある造りに。カウンター席もある

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