「ダメって分かってるのに…」広瀬すずの抑えられない衝動とは？[東京カレンダー

自身のSNSでは私的な発言は少なく、嗜好に謎も多い広瀬すずさん。

それでもやはり、抜群の演技力の裏には本人の“素“の要素も効いているはずと、彼女のそれを知りたくなる。

カメラが趣味という広瀬すずさん。

現場に持っていって共演者を撮影することもあるそう。

もし縛りのない自由な状態だとしたら、いま写真を撮りに行きたい場所とは？

「撮影の打ち上げとか、アットホームな瞬間を撮りたいといつも思います。なので、みんなの素がみえる機会があったらいいですね。

そういう時は、誰を撮っていても楽しい。大切な瞬間を写真として残したいと思って撮っているので、あまり景色は撮らなくて、人や動物を撮る方が好きなんです」

人との時間をカタチに残すための写真は、シャッターを切ることで新しいコミュニケーションが生まれたりもするとか。

プライベートだと、例えばお正月に撮ったりも？

「お正月こそ、ですね。家族みんなが集まって、親戚も集まったりして、本来は人がいっぱい集まると撮りたくなります」

今年は帰省を控えたが、「家族にはよく会っていて、写真を撮る時間も大切」と話す。

本連載のテーマは“本能”だが、カメラの他に突き動かされるものを聞いた。

広瀬すずさん、抑えられない衝動って何ですか？

「もともと食べることが大好きで、お正月から食欲が止まりません。毎日揚げ物と麺を食べていて、それでも、もっといっぱい、溺れるほど食べたいと思っていたりします（笑）」

ド直球に食欲だった。

「わんぱくですね」と声をかけると、「中学生？って聞かれるくらいです」と幸せそうな笑みを浮かべる。

話を聞いたのは1月中旬。昨年は映画のために食事制限もしばらく続き、食欲を語る女優の姿にはひとつの大仕事を終えた人の解放感も感じられた。

広瀬さんといえばラーメン好きが広く知られているが、揚げ物となるといったい何だろう？

「コンビニのホットスナックの唐揚げとかが大好きなんですよ。入ったら100億％買います」

ダメだと分かっていても、レジ横のホットスナックに手が伸びちゃうんです（笑）

あまりの数字の大きさに深い愛を感じる。特にお気に入りは？

「ミニストップのクランキーチキンが大好き。朝から食べています。あとはピザまんも好きですよ。

ほんと、止まらなくなるという意味では、ホットスナックは最近で一番の本能。買うつもりはなかったのに気づいたら買っているので。

別のものを買って、今日はやめようかな、最近ニキビできたもんなと考えても買っています（笑）。

ああ、また食べてる……と自分でも思うんですが、好きだから仕方がないですね。そそられちゃうんです」

ずっと聞いていられる。完璧な美貌に偽りのないホットスナックトーク。

無垢に語る様子は童心にかえっているようにも見え、実際「中学の時にコンビニの座れるコーナーで友達とお喋りした思い出があります」と懐かしさもある。

最後に、未知の体験でやってみたいことを聞くと、「占いができるようになりたい。人をみる側になって話をしてみたいです」との返答。

すでに人情味も醸す若手女優の本能は、いつも人にまつわる、身近で、どこか温かなものだった。

■プロフィール
広瀬すず　1998年生まれ、静岡県出身。3月5日放送のドラマ『津田梅子〜お礼になった留学生〜』（テレビ朝日）に主演。5月には松坂桃李さんとダブル主演の映画『流浪の月』が公開予定。

■衣装
ブレザー 132,000円、パンツ 79,200円〈ともにプランシー／パラグラフ TEL：03-5734-1247〉、ミュール 115,500円〈ジミーチュウ TEL：0120-013-700〉、ピアス右 19,800円、ピアス左 27,500円〈ともにマリアブラック／ショールームセッション TEL：03-5464-9975〉、シャツ〈スタイリスト私物〉

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撮影の舞台裏や、東カレに語ってくれた共演者との秘話とは？

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