「辛っ…でも旨いっ!」体の芯からアツくなれる、“辛旨鍋”の決定版11選!

10.『草思庵』のナチポックム鍋

釜山生まれの激辛タコ炒めをアレンジ!

作り方にコツがあるこの鍋は、手慣れたスタッフが作ってくれる。キャベツがしんなりしてきたら、オリジナルの辛いタテギ(調味料)を加え、野菜から出た水分で蒸し焼きにする。「ナチポックム鍋」1人前1,760円(2人前~)


『草思庵』は、西麻布の交差点から六本木方面へ進んですぐの裏道にある、隠れ家のような一軒。

料理はどれも薬膳に基づいており、体を浄化するような爽やかな味わいが特徴。ここで食べたいのが「ナチポックム鍋」。

ナチポックムとは、韓国・釜山の名物料理で、激辛なタコの炒めものだ。それを鍋にアレンジした。

まず、鉄板で野菜とタコをオリジナルの甘辛いタレで炒め、そのあとに野菜を加え、水分をじっくりと出していく。

プリッと食感のタコに絡むコチュジャンの辛みに悶絶!


「釜山では激辛が当たり前ですが、うちでは野菜の甘みやタレで辛さを調節し、食べやすく仕上げています」と、韓国出身のシェフ・カン ビョンチャンさんは語る。

鍋に顔を近づけると、熱気と青唐辛子の香りが鼻を刺す。ひと口食べればじわりと辛さが口に広がり、徐々に体が熱くなるのを感じる。

タコは完全に火を入れ続けても硬くならず、プリッとみずみずしい状態で食べ進めることができる。

ユニークな食感が後を引くと、リピーターも多数。クセになる逸品だ。

鍋のお供は、体が温まる一品


丸ごとのにんにく、玉ねぎ、高麗人参などと一緒に甘辛く煮込みトロトロになった「豚足漢方煮」1,650円。

豚足のコラーゲンと出汁がよくからむ。漢方で体が温まる効能もある。


民家を改装した店内は、カジュアルで落ち着いた雰囲気。壁の飾り棚がおしゃれだ。

3階建てのフロアは、1階がテーブル席、2階は靴を脱ぐ掘りごたつ式、3階はグループなどの大人数用の半個室。

シェフに聞いた推しの〆
~旨辛エキスをからめたおこげご飯~


「ご飯を焼き付けておこげを作って食べるのがおすすめです」。

野菜の出汁と調味料をしっかり絡めて香ばしく仕上げたご飯は、お酒のつまみにもなる。

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