「辛っ…でも旨いっ!」体の芯からアツくなれる、“辛旨鍋”の決定版11選!

寒い日には、体の底から温まる辛い鍋が恋しくなる。

今回紹介するのは、痺れるような麻辣味の「火鍋」と、旨さと辛さの最強タッグ「韓国鍋」。

この冬何度だって食べたい、珠玉の辛い鍋11選。これさえ読めば都内の辛鍋に詳しくなれる!



※まん延防止等重点措置期間中につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。

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1.『中村 玄』の麻辣香鍋

素揚げの妙技で旨みをプラス!劇的辛さの“汁なし火鍋”

唐辛子の中から具材を掘り出す感覚は、宝探しのようで楽しい。ヤマクラゲなどが鍋らしからぬ多様な食感を演出。トッピングする肉や魚介の「具材」700円~は、2人前なら3~4品が基本だ。野菜による「鍋底(=ベース)」2,600円


辛い鍋だがスープはなし。野菜もゴーヤなど、鍋ではあまり使われない品目を含め、約20種類が入る。

これが恵比寿『中村 玄』のスペシャリテ「麻辣香鍋(マーラーシャングオ)」。

十数年前、北京で流行した“汁なし火鍋”に着想を得て、現地の美味しさはそのまま、野菜以外の具材を好みで選ぶスタイルにアレンジしたものである。

四川の唐辛子と20種の素揚げ野菜を巧みに合わせた後引く味わい


辛さは6段階から選べるが、標準的な「辛」でもかなり刺激的。痺れる花椒もビシッと効いている。

その一方で、コクのある旨みが口中に広がり、クセになる。その秘密はすべての具材を素揚げするから。

最初に四川産の朝天唐辛子を煎り、香ばしさを極限まで引き出すのもポイント。自家製火鍋醤など、調味料もあらかじめ炒め、油に香りを移していく。


野菜は素揚げ、肉と魚介は粉を振って油通し。こうすることでコクが生まれ、旨みや甘みも封じ込められる。

中国料理ならではの手法だ。



料理名にふさわしい香りの共演で、独特な深みはこうして作られるのだ。

食べ進めるうちに汗が吹き出してくるが、野菜の凝縮した甘みも感じられ、気づけば虜になる魔性の火鍋だ。


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鍋のお供は、羊肉のピリ辛焼売!


『中村 玄』は、前菜や点心など鍋以外の一品料理にも定評がある。

「羊肉とパクチーのピリ辛焼売」1,000円は、クミンが香るエスニックな味付けで辛い鍋の箸休めに最適だ!

料理長に聞いた推しの〆
~辛さで卵の甘さが引き立つ“炒飯おじや”~


残ったスープに和える麺が定番だが「ほかにないという意味ではご飯がオススメ。ウチでは白飯でなく、卵炒飯で“炒飯おじや”が楽しめます」。

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