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シアワセの最適解~世帯年収3,600万の夫婦~ Vol.9

「家事や育児だけしていても、虚無感しかない」専業主婦に向かない女たちの悲痛な叫び

年収が上がるのに比例して、私たちはシアワセになれるのだろうか―?

ある調査によると、幸福度が最も高い年収・800万円(世帯年収1,600万円)までは満足度が上がっていくが、その後はゆるやかに逓減するという。

では実際のところ、どうなのか?

世帯年収3,600万の夫婦、外資系IT企業で働くケンタ(41)と日系金融機関で働く奈美(39)のリアルな生活を覗いてみよう。

◆これまでのあらすじ

米国カリフォルニア州へ移住した奈美とケンタ。奈美は就職活動を始めたものの、現実は甘くなくて…。

▶前回:代々木上原の億ション暮らしから、転落した女。一度手にした贅沢が忘れられなくて…


Vol.9 専業主婦には向かない女たち


「ママー、おかえり!」

家庭教師との英会話レッスンを終えて、奈美がプリスクールまで迎えに行くと、翔平が駆け寄ってきた。

「楽しかった?今日も帰りに公園に寄ろっか!」

翔平と手をつなぎ、奈美は駐車場に向かって歩き始める。すると、AudiのSUVから降りてきた品のある女......


この記事へのコメント

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No Name
知子さん、なかなかいいこと言ってくれますね!
今の生活を楽しむのも大事。子供とも今しか過ごせない時間もある、せっかくアメリカに居るんだしって。
2021/12/27 05:1587Comment Icon6
No Name
冒頭のアウディから降りてきた駐在妻のくだりは何? おいくつですか?お仕事は何されてますか?初対面でそんなこと聞かないで下さいだし😂 友達になりたくない典型。
駐妻あるあるで、コメント欄が盛り上がって欲しいのかな?
2021/12/27 05:2065Comment Icon9
アラフィフ
せっかく海外に住む機会となったから、せっかく子どもを授かったから、と周りは言うけれど、それは結局他人の意見でした。1番大切なのは自分がどうしたいかです。そうしないと結局ストレスになり、自分にとっての本当の幸せにはつながらないと思う。
2021/12/27 07:0529Comment Icon1
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シアワセの最適解~世帯年収3,600万の夫婦~

年収が上がると比例して、私たちはシアワセになれるのだろうか―?

これを語るうえで知っておきたいのが「限界効用逓減の法則」。

消費される財の数量が増加するにつれて、その追加分から得られる満足感は次第に減少するという意味の経済用語だ。

年収も実は、それと同じだと言われている。

幸福度が最も高い年収は800万円(世帯年収1,600万円)までは満足度が上がっていくが、その後はゆるやかに逓減するという調査があるのだ。

これは、世帯年収3,600万円の夫婦の“シアワセ”探しの物語だ。

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