「今度食事に行こうよ」と誘うのと、「イタリアンとお鮨、食べに行くならどっちがいい?」と聞くのでは、意中の相手がその気になりやすい誘い方はどちらだろうか。
相手の属性うんぬん以前に、心理学的には後者の「A or Bの選択肢」で選ばせた方が成功率は高いというロジックがある。
大してルックスも良くないのに何故かモテる人は、こうしたロジックを上手に使っている。
恋愛においてテクニックなど使いたくない、そんな人もいるだろうが、やり方次第でその後の未来は大きく変わる。
そう、恋愛が成就するかどうかは、この「ロジック」をいかに知っているかで変わるのだ。
本連載では、恋愛心理学の第一人者である越智啓太先生への取材のもと、普段のデートや出会いの場で活用できる様々な「恋愛ロジック」についての研究結果を惜しみなく紹介していく。
貴方も人間の心理について深く知ることで、より幸福な恋愛を手にしよう。
▶前回:「玉の輿婚」を叶えるために知っておくべき、リッチな男が求める3つの習性
越智啓太(おち・けいた)
法政大学文学部心理学科教授
横浜市生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科心理学専攻終了。
警視庁科学捜査研究所研究員などを経て現職。臨床心理士。
専門はプロファイリング、虚偽検出など犯罪捜査への心理学の応用。現在は主にデートバイオレンス、デートハラスメントと恋愛行動との関連やストーカーの危険性推定などについて研究している。
テレビ・映画等メディアでも、犯罪心理学や社会心理学の観点から多くの人気ドラマの監修、コメント演出を行う。
―――真剣に結婚したいと考えてマッチングアプリに登録したのに、思うようにマッチしない。
学生時代からルックスが良いと評判だったし、ジムで身体も鍛えている、明るく活発な性格で社交性もあり顔の広さはちょっとした自慢だ・・・それなのに何故モテないのだろう?
そう悩んでいる人はいないだろうか。
こうしたケースの場合、自分が“短期モテ”のパターンに陥っていないかを確認してほしい。
“短期モテ”とは、瞬間的には異性からの人気を得られるが、「真剣に付き合いたい相手」としての対象からは除外されてしまうことだ。
とくに女性の場合は25歳を過ぎたあたりから結婚を意識し、安定したお付き合いができる男性を求め始める。
「魅力的な人だけど、付き合う相手じゃない」「たまにデートする相手としてはいいけど、結婚相手にはちょっと違う」
女性たちの会話のなかに、そんなセリフを耳にしたことがある人もいるだろう。
じつは自分がそういう対象になっている、なんてことは往々にしてあることだ。
もちろん、この“短期モテ”パターンは男性だけでなく、女性においても言える。
「自分はモテるから大丈夫」と過信している人ほど、自分がそうした状況にあることに気がつかず、ともすると「残念な異性」と認識されてしまう。
「現実の出会いだけならまだしも、なかにはマッチングアプリのプロフィールにおいても、気がつかないうちに自分は“短期モテ”であることをアピールしている人がおり、非常に損をしている人が多いんです」(越智先生)
そこで今回は、マッチングアプリにおける「プロフィール」について恋愛ロジックを展開していく。
基本さえ理解すれば短期モテで悩む人も、さらには普段は冴えない印象で悩む人も、自分の印象を格上げすることができるノウハウを紹介しているので、ぜひ参考にしてもらいたい。
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この記事へのコメント
ちょうどお正月で暇なので、ここに書いてあったことを参考にしてプロフィール変更しようかな。
だからいいねが少なかったんだと自分を慰めてますw
自分もプロフィール変更してみます!
さっそく試してみます。