秋八夜「港区女子に恋できない男」
「渉くん、私お鮨がいいなあ」
土曜の夕方、僕は、彼女が住む東麻布のマンションの前まで車で迎えに来た。
車に乗り込むなり、助手席から腕を絡ませながら甘ったるい声を出す彼女は、続けて言った。
「友達の彼氏は『今から鮨食べに行くか』って小樽に連れて行ってくれるんだって。私......
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この記事へのコメント
この文章だと意見聞きたいだけっぽいけど。
お金出してなら、港区女子よりよっぽど大きなお金目当てだったって怪談かもしれないけど。