秘伝の継ぎ足しダレでいただくリゾットの旨さに悶絶!実力派イタリアンが本郷に誕生

本郷ののどかな商店街に昨年誕生した『canade(カナデ)』は、柔らかな笑顔が印象的な夫婦二人が切り盛りするイタリアン。

オーナーシェフの池田光寿さんは、あの『アロマフレスカ』出身。

その後、本場イタリアで3年間の修業を経験し、帰国してからは恵比寿『TACUBO(タクボ)』や広尾『ボッテガ』でも研鑽を積んだ本格派だ。

名店をわたり歩いたベテランの新たな挑戦となる、注目店の全容を見ていこう。



※緊急事態宣言中の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。

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アットホームな趣の中で、日本食材を駆使した本格イタリアンを!

カウンター9席とテーブル4席で構成される小ぢんまりとした空間


本郷三丁目駅から徒歩5分ほど。店内には、木のカウンターを中心にした温かみのある雰囲気が漂う。

この店の実力は、カウンターに掲げられたアラカルトの黒板メニューを見ればすぐわかる。

「生産者との繋がりも大切にしています」というシェフの言葉通り、そこには全国から厳選された旬の食材名が記載され、理屈抜きで食べてみたい料理がずらり。

イタリア時代に出合い、のめり込んだという渾身のスペシャリテをはじめ、素材の力を信じた潔い仕立てで食べ手を魅了するのだ。

「マカッレ風リゾット サマートリュフ」3,080円

素朴だけど品格が漂う、唯一無二のスペシャリテ!

圧倒的な個性を放つのが、修業先であるイタリア・ピエモンテで体得したリゾット。

通常使われるブロードやバター、チーズは一切入っておらず、牛乳だけで米を炊くというシンプルの極みを行くレシピから生まれる。

中央の窪みに入るのは、牛や豚など店で使用する肉の骨や端肉からとったスーゴ(=煮汁)。鰻のタレのように毎日継ぎ足すことで旨みが凝縮されるという。

そんな秘伝のタレがリゾットの優しい甘みと絡み合い、未体験の味わいを生み出す。

仕上げに散らされたサマートリュフが、さらにリッチな風味をプラス。


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「ハマグリのヴァポーレ ウニと海苔」3,190円

ウニをこれでもかとのせたインパクト抜群の郷土料理!

イタリア語で蒸し料理を指す「ヴァポーレ」。新鮮な魚介などを白ワインでシンプルに仕上げる郷土料理だ。

千葉・九十九里産のハマグリを岩海苔、鮎の魚醤と一緒にふっくらと蒸して、最後にうにをどっさりと盛りつけ。

ハマグリからあふれる滋味にうにの濃厚な甘さがとろりと絡まり、思わず顔がほころぶ。

「ジェノベーゼ」1,980円

チーズをほとんど使わないバジルのパスタで夏の暑さを忘れる!

チーズをほとんど使用せず、爽やかに仕上げた「ジェノベーゼ」。

基本となるバジルをベースに、セルフィーユやイタリアンパセリなどのハーブで初夏らしさをプラス。

パスタの見事な茹で具合にも手練れの技を感じる。

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