ふらっと入ってビールをキュっと！まるで縁側のようにくつろげる麻布十番のバル[東京カレンダー

麻布十番のなかでも三田に近い、住宅街が広がる閑静なエリアに、『BIRTH DINING by plein』なる新店が4月に誕生した。

コンセプトは“ネオ食堂”。

ふらっと立ち寄り、ビールで喉を潤すのにピッタリの空間だ。

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※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。

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ふらっと入って、冷えたビールを飲める。そんな洒脱で心地よい店を探していた

厨房を囲むコの字型のカウンター席は小上がりになっており、靴を脱いでスリッパであがる。ひとり客も大歓迎。厨房に立つシェフとの段差がないカウンターなので、気楽に声をかけることもできる

まず、歩道に面する部分は全面ガラス戸で、開けっぱなしの縁側のような状態。

これは、住む人、働く人、遊ぶ人をいつでも受け入れることを示している。ふらっとビール1杯のための来店も歓迎。

シンプルながらスタリッシュな店内に入ると、厨房を囲むカウンター席にして靴を脱ぐ小上がり仕様。

「家にいる時のように寛いで欲しいので」とはオーナーの中尾太一さん。

前菜10種盛り合わせ。肉料理約5種に、キャロットラペや季節野菜のマリネなど野菜も十分に入っている。1人前1,100円。

岩手県産の「岩中豚の白ワイン煮込み」は生姜の風味が効いて、ビールのほろ苦さと合う。1,700円。

肉の旨味が凝縮したソースが格別な、北海道産の「大沼牛のボロネーゼ」。乾燥ポルチーニで風味をより豊かにしている。1,400円

家と言っても料理は本格ビストロのレベルで、なぜなら表参道と麻布十番で人気の『Bistro plein』の手がける店だから。

フレンチのつまみが充実しており、例えば前菜10種盛り合わせの半分は肉料理で、黒豚のパテや自家製鶏ハムは、ビールとの相性も抜群だ。

特に同店では「ザ・プレミアム・モルツ」をワイングラスで提供しているので、その豊潤さと肉の旨味が重なれば至福の時。

岩中豚の白ワイン煮込みのようなメインディッシュも、ネオ食堂らしく生姜と醤油が隠し味で、国産ビールとなじむ仕上がりになっている。

ワイングラスで飲むビールはひと味違う！

小瓶とワイングラスで提供する「ザ・プレミアム・モルツ」。

系列店5店舗すべてで“プレモル”を選んでいるそうで、中尾さん曰く、「甘みと辛味のバランスが良くて料理に合うから」とのこと。800円。

カウンターの後ろにはベンチがあり、ウェイティングやちょい飲みに利用できる。

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そして、開け放たれた入り口からは気持ちのいい風が入り、美味しそうにビールを飲めばその姿が呼び水となって道ゆく人が吸い込まれるように来店したりする。

そういう小粋で柔和な空気感は、デートでもふたりの会話を和ませる。もちろん、始まりは軽快なビールの乾杯だ。

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美味しいものを食べながら、肩の力を抜いてリラックスした時間を過ごしたい。

そんな、わがままな願いを叶えてくれる空間だ。

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