女といるのが向いていない、男たち。
傷つくことを恐れ、女性と真剣に向き合おうとしない。そして、趣味や生きがいを何よりも大切にしてしまう。
結果、彼女たちは愛想をつかして離れていってしまうのだ。
「恋愛なんて面倒だし、ひとりでいるのがラク。だからもう誰とも付き合わないし、結婚もしない」
そう言って“一生独身でいること”を選択した、ひとりの男がいた。
これは、女と生きることを諦めた橘 泰平(35)の物語だ。
◆これまでのあらすじ
麻里亜への“二度目の失恋”を経て「生涯、独身貴族として生きていく」と改めて誓った泰平。そんなことを考えていた頃、ある1本の電話がかかってきて…?
▶前回:「他の男と同時進行されていた。それなのに…」最低な元カノから届いた、ありえないメッセージ
ある金曜の夜。
自宅から参加していたオンラインミーティングが思いのほか長引き、もうすぐ19時をまわりそうだ。
麻里亜がいなくなってから最近はなんだか食欲もなく、シャワーを浴びて寝てしまおうかと思っていたとき。突然、電話が鳴った。
スマートフォンに表示されている『灯』......
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この記事へのコメント
灯との結婚生活や樹目線のストーリーも気になるので続編が出たらうれしいです❗️