こんなに華やかな和食、食べてみたい!美しい料理が味わえる白金の新店へ


今年1月、三茶の名店『白金わたなべ』がより上品な趣になり、白金にオープンした。

和食でありながらフレンチと見紛う、美しく独創的な逸品に心躍らされる。

期待値を超える、想定外の美味しさに思わず目を見張らされる名店の味をご紹介しよう。



※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。皆様の「行きたい店リスト」に加えていただければ幸いです。

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「太刀魚の青海苔ソース」。通常の和食なら炭火焼にした太刀魚の上から、青海苔の餡をかけるが、渡邊さんはフレンチのソースのように太刀魚の下に敷いて提供。菜の花を添え、春の息吹を感じさせる


皮目をパリッと炭火で焼き上げた太刀魚に、磯の香りを纏った青海苔のソースが優しく絡む。

また、緑も初々しい春キャベツのスープに浮かぶ平貝とホタルイカは、柔らかな酸味のジュレと共に旬の香りを卓に運ぶ……等々、一見、フレンチの如く美しいその料理も、口にすれば純然たる和食。

「素材の味を生かした、シンプルかつオリジナリティがある料理を心がけています」と話すご主人の渡邊大将さん。

その言葉通り、コースを彩る一皿ひと皿は、調味料を最小限に抑え、素材そのものの旨みを前面に押し出したものばかり。

それも、天然真昆布とマグロ節でとる出汁の香り高く奥行きのある味わいがベースゆえ。

フレンチと見紛う、うっとりする仕立てながら口にすれば、どこまでも優しい和の味わい

「平貝とホタルイカ」。美しく、淡いグリーンのソースは、春キャベツの摺流しで、ベースは和風出汁。生の平貝とボイルしたホタルイカの上には、柔らかな土佐酢ジュレをかけている


充電期間中、フレンチの名店でも研鑽を積んだ渡邊さん。

そこで学んだ盛りつけの華やかさと和食ならではの引き算の妙が交錯する渡邊流和食に注目したい。


「はまぐりと玉子豆腐のお椀」。

茨城は鹿島産の大きなはまぐりは、火の通し加減も上々。

ふっくらとして、口にすればたおやかな磯の香りが広がる。


コースの定番のグラタン。

旬のサクラマスと、滑らかなホワイトソースが美味。

料理はすべておまかせコース18,000円~。


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アラスカ檜でできたフラットな一枚板のカウンターが存在感溢れる店内は、ゆったりとした劇場型。

だが、内装は、無駄な装飾がなく、その料理の味わい同様潔い。


白金高輪駅の3番出口から徒歩2分ほどと、アクセスもいい。

桜田通り沿いという好立地ながら、店内は驚くほど静かで落ち着いた雰囲気。

そんな味も雰囲気も文句なしの『白金わたなべ』は、足を運びたい一軒となるだろう。

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