2021.06.18
新宿三丁目の雑居ビル4階。そう聞くと身構えてしまう人も多いと思うが、いい意味で予想が裏切られる新店が誕生した。
『イルラート』は、同じく新宿三丁目の『オステリア・オリエーラ』を一躍人気店に押し上げた古井繁規シェフによるイタリアン。
オープンキッチンを配し、暗めの照明がムードを誘う店内では、旬な食材を限りなくシンプルに仕上げた料理が楽しめるという。
◆
※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。皆様の「行きたい店リスト」に加えていただければ幸いです。
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実力派シェフが慣れ親しんだ地で“引き算のイタリアン”を提案!
猥雑な雰囲気の末広通りを抜けて扉を開けると、そこにはシックな空間が広がる。
「素材のクオリティを突き詰めていくうちに、自然と引き算の料理になった」そう語るのは古井シェフ。
コースでは毎朝自ら市場に出向いて仕入れる魚介や、広島の『梶谷農園』から取り寄せる野菜を中心に、こだわり抜いた食材を使用した皿の数々が登場。
緻密な技術に支えられた素直な美味しさが堪能できる、おまかせコースの一部を見ていこう。
無駄を削ぎ落とした魚や野菜が、小憎いほどしっくりと寄り添ってくる!
透明感あるスープの上に、愛媛・八幡浜産の甘鯛が清楚に横たわる。
皿の中にあるのは、それだけ。
スープも甘鯛のアラや骨でとり、調味料は微量の塩のみと、どこまでもピュアなひと皿だ。
口にすれば、何にも邪魔されぬ甘鯛本来の豊かな旨みに唸らずにはいられない。
リボリータとは、白インゲン豆や黒キャベツ、にんじん、トマトなどの野菜とパンで作るスープ。
だが、古井シェフはパンを加えず、ほぼ野菜の水分で蒸し煮するようにして仕上げる。
27種類とバラエティ豊かな野菜の滋味が、噛むたびに溢れ出て味蕾へと染み渡るのだ。
手練れの技を感じさせる、オーセンティックな郷土料理も見逃せない!
卵黄のみで作るタヤリンは、シェフの修業先でもあるピエモンテ地方の伝統的なパスタ。
パスタに和えるのは、赤ワインでとろとろに煮込んだ牛テールの入ったトマトベースのソースだ。
凝縮された力強い牛肉の旨みが、どこか中華麺を思わせる歯切れの良いパスタと絶妙なハーモニーを奏でる。
この記事で紹介したお店
イル ラート
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