男と女の答えあわせ【A】 Vol.53

女とお泊まりはするけれど、その先に進めない…。男が「交際しよう」と言えない恥ずかしい理由

A1:初対面の時から、いいなと思っていた。


唯とはゴルフで出会った。友人と一緒にラウンドをする際に、“せっかくだし誰か女性を呼ぼう”ということになり、友人が呼んだのが唯だ。

「初めまして、大地です」
「初めまして、唯です」

— 華やかで綺麗な子だなぁ。

それが第一印象だったが、ラウンドを始めて僕は少し驚いてしまった。

「唯ちゃん、って呼んでも大丈夫ですか?」
「もちろんです!何なら唯って呼び捨てでもいいですよ」

綺麗でモテそうなので、勝手に冷たい感じの人かと思っていたら、ものすごくいい子だったのだ。

「大地さん、ゴルフお上手ですね」
「いやいや、必死に練習してこの程度だから恥ずかしいくらいだよ。唯ちゃんも、上手だね。スイングとかすごく綺麗だし」

— 見た目だけじゃなくて、内面も素敵な子だなぁ…。

一緒にラウンドをすると、人間性がよくわかる。彼女は終始笑顔で、とても楽しかった。

だからまた会いたいと思い、僕は唯を食事に誘ったのだ。


そして初デートの日。僕は彼女のことを知りたくて、いろいろと自分から質問を投げかけてみる。

「唯ちゃんは、何系の食べ物が好きなの?」
「私は焼き鳥が好きかなぁ。大地さんは?」

美味しい焼き鳥店がいくつか頭に浮かんだ。次回は、あの店に唯と一緒に行きたいなぁ…と勝手に考える。

「僕も!次は焼き鳥に行こうか。あと、唯ちゃんはどこ出身なの?」
「私は東京です。大地さんは?」
「僕は横浜だよ。ご家族は?」

ちょっと積極的に聞きすぎただろうか。少し抑えないといけないなぁと思っていると、次は唯のほうから質問をしてきてくれた。

「大地さんって、今お付き合いしている方はいらっしゃらないんですか?」
「うん。この前別れたばかりだから今は彼女いないよ」

実は唯と出会う少し前に、彼女と別れた。2年ほど交際していたけれど価値観が違い、結局うまくいかなかったのだ。

「唯ちゃんは?」
「うーん。好きになれる人になかなか出会えなくて。大地さんは、どういう女性が好きなんですか?」

— あれ?これって目の前にいる僕は“好きになれる人ではない”と、やんわりと断られた…?

しかし唯は特に気にする様子もなく、平然と食事を続けている。僕の考えすぎなのだろうか。

「そうだなぁ。別れたばかりだから、自問自答中かな(笑)」

クールなフリをして流してみたが、もう少し唯の気持ちを探ろうと思い、デートを続けたのだ。

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