野性爆弾・くっきー！が三宿の酒場で美女と密会中の現場をキャッチ！彼女に見せた素顔とは

くっきー！さん、東カレ的三宿デートはいかがでしたか？

生粋の趣味人としても知られる芸人・くっきー！さん。

単車の他にも、革ジャン、ブーツ、時計、漫画、缶バッジ、ギターetc.男心をくすぐるお宝を多数もち、深いパンク愛でバンド活動も行っている。

全般古いものが好きで、その嗜好は、破天荒な芸風にも影響しているとか。

「ネタもレトロ感あると思います。最新のお洒落なコントじゃない。

イメージは、古いアメリカやイギリスのとろみがかった気持ち悪い世界。1960〜70年代の少し異常な感じ。黒混ぜたらあかんみたいな。まあ、一般的には嫌がられますけど（笑）」

そうは言うが、もともと野性爆弾は若手時代より芸人からは才能を高く買われていた。

それから20数年経ち、満を持してブレーク。

くっきー！さんのYouTubeも好調で、今やアーティストとしても国内外で成功している。

アーティストとしての目標を聞くと、こう答えてくれた。

「やっぱ、ラッセンじゃないですか？最終、イルカを描いて終わりたい」

ここで、スタッフが港区女子のイメージを描いてほしいと急遽リクエストすると、くっきー！さんはすんなり快諾。

「高級なお姉さんって輪郭は絶対に整ってるはず」と何の迷いもなくスケッチブックに描き始め、3分後には完成（後日、東京カレンダーYouTubeで公開）。意外すぎる港区女子の姿が現れたが、命名も強烈だ。

「テクノポリタンです。です、まで名前。テクノポリタンDEATH！」

全てが瞬時のアドリブであり、やっぱり、天才だと思ってしまう。

さり気なくセンスのいい居酒屋が、実は最強だ

一番近い三軒茶屋駅からでも徒歩15分。世田谷公園すぐ近くにある『かすがい』の立地は、この辺りの住人以外にとってはある種、隠れ家エリアである。

そして、外観も看板もシンプルで、店内に入れば裸の蛍光灯の下、ふらっと入ったであろう大人たちが酒を飲み笑い合う。

くっきー！さんはその空気感が気に入ったという。

「超好きです。入り口側の席からカウンターを見ると、若者をターゲットにしてない雰囲気というか、〝いや、うちお洒落関係ないし〞って無機質な感じがいい。

壁は打ちっぱなしでちょっと昭和感もあって、でも、それが逆にお洒落みたいなことでしょ？」

そのとおり、これ見よがしではない小粋さが漂い、壁の絵もセンスがいい。

ベシャメルソースとチーズの下にもんじゃを敷いた「もんじゃ焼きグラタン」780円。

くっきー！さんは、グツグツに熱せられた鍋を前に「灼熱ちゃうん？」と少々不安になっていた。

「バルサミコ酢豚」850円。

酸味、甘味、コクをあわせもつバルサミコのソースが、豚の脂と相性抜群！

◆

あじフライなどの定番もあれば、紅生姜オムレツや手羽先のホアジャオ（花椒）炒めといった個性派もあり、約30種揃うメニューに目移りする。

いい塩梅の居酒屋への誘いは、ふたりの空気を和ませる賢い選択なのだ。

■プロフィール
くっきー！　1976年生まれ、滋賀県出身。1994年に相方のロッシーと野性爆弾を結成。『野性爆弾のザ・ワールド チャネリング season1～3』（Amazon Prime）ほかバラエティ番組の出演多数。俳優、ミュージシャンとしての活動もあり。2019年にはYouTubeにて『くっきー!チャンネル』を開設。近年はアーティストとしても幅広く活躍し、国内はもとより台湾や中国でも個展『くっきー！ランド』を開催。昨年秋には最新絵本『口だけ紳士と6つの太陽』（ヨシモトブックス）を発表。理想の食事はきんぴらごぼうとごはんと味噌汁。Instagram（nikuguso_taro）

■衣装
［くっきー！さん］すべてスタイリスト私物
［女性］レザーブルゾン 138,000円〈エンメティ／インテレプレ TEL：03-6804-3861〉、ワンピース 64,000円〈ピンコ／サン・フレール TEL：03-3265-0251〉、バッグ 345,000円〈ヴァレクストラ／ヴァレクストラ・ジャパン TEL：03-3401-8017〉、その他スタイリスト私物