乗れるものなら、玉の輿 Vol.4

“上下バラバラの下着”で、勝負デートに臨む女の本音。彼女が男に期待することとは

「お金より愛が大事」と口ではいくら言っていても…。

「やっぱり、玉の輿に乗りたい」と思っている女は一定数いる。

大手通信会社で働く“玉の輿”狙いの小春(25)と、“女なんて金でどうにでもなる”と思っている会社経営者・恭介(32)との恋愛攻防戦。

◆これまでのあらすじ
ドライブデートの帰り、小春は帰り際に「もっと一緒にいたい」と発言し、恭介のマンション内のBARでお酒を飲むことになったが…

▶前回:「まだ、帰りたくない…」デートの帰り際、自分から誘う女。意外な男の反応とは


小春:今日、抱かれるわけにはいかない


「小春ちゃん、うち来る?」

恭介に誘われた小春は、即答できなかった。

最初のデートで男の部屋に行くなんて、誰に対しても同じことをしている軽い女だと思われてしまうし、どんな恋愛マニュアル本にでも書いてあるタブーなことの1つだ。

―どうしよう…。

返事に迷った小春は、苦し紛れに恭介に尋ねた。

「もっと…何かないんですか?」

「ん?何が?」

「もっと私が、お部屋に行きたくなるような口実です。例えば…可愛いトイプードルを飼っているとか。ベタだけど、そういうの」

ここぞとばかりに色っぽい表情をして恭介を見つめてみたが、彼には通用しなかったようだ。

「なにそれ。口実なんていらないでしょ、おいで」

恭介は小春の手を掴むと、すっと立ち上がりエレベーターホールに向かった。


―わぁ、すごい…!

エレベーターで1つ下の階に降りると、ホテルライクな内廊下が広がっていた。BARが最上階で、恭介の部屋はその1つ下。ということは、実質最上階に住んでいるということになる。

―さすが。

タワーマンションの低層階に住む男が苦手な小春は、恭介に心の中で拍手を送る。ミーハーだとわかりながらも、高級タワーマンションの高層階に来るとテンションが上がってしまう。

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