「僕に刺激をくれるのは…」2020年にブレイクした俳優・仲野太賀を奮い立たせる人々とは

「昔から知っている同世代の仲間と現場で会うと、お互い頑張ってる!とうれしくなるんです」


「役者として思うような活躍ができず、結果的に違う道に進んだ人もたくさんいたんです。

だから、10代から知っている顔ぶれが活躍しているのを見ると刺激になるし、共演できると〝また会えたね!〞〝俺たち、まだ頑張れているな!〞って、すごく仲間意識が湧くんです」

今年、ドラマで共演した中村倫也さんや橋本 愛さんもそんなメンバーだそう。

「中村さんは、お互い何者でもなかったときから知っていますが、久々にがっつりと芝居ができて、感慨深い気持ちになりました。橋本さんも十代の頃から知っていて、成長した姿を見せたい!と気合が入りました」


日本中、いや、世界中の誰もがきっとそうだったように、仲野さんもまた、これまでにない感情を抱く日々を過ごした。

「2020年は、前半と後半が本当に両極端で。春から夏にかけては、完全に止まった時間の中にいました。

それまで当たり前だった〝現場で芝居をやる〞ことができず、映画や演劇という自分が愛して携わってきたエンターテインメントが危機に瀕したことで、仕事との向き合い方を考えさせられました」

「そろそろ、楽しみながら仕事に取り組んでもいいのかな、って」


もしも自由な時間が取れたなら、やってみたいことは何だろう。

「サウナが好きなんですが、最近はどこも人気で混んでいるからちょっと足が遠のいているかな。

今、時間があったら一番行きたいのは、温泉ですね!ひたすらのんびり、ゆるゆるしたい。美味しい料理を食べて、お湯に浸かって、ぐっすり寝て……幸せですよねえ」

では仲野さん、待機作が続々と公開され、ますます注目が集まること確実な2021年の目標は?

「自分の気持ちに、より正直に向き合っていきたいと思います。まだまだ閉塞感がある日々だけれど、ストレスを溜めずに一日一日を過ごせたら。

これまでは目標を達成するために無理をすることも多かったですが、そろそろ楽しみながら仕事に取り組んでもいいのかなあ、って」

その心境の変化はきっと、自信と余裕が芽生えたからこそ。

特別な2020年を乗り越えた16年目の仲野さんは、ますます多彩な表情を見せてくれることだろう。

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■プロフィール
仲野太賀 1993年東京都生まれ。2006年のデビュー以降、話題作に多数出演。2020年秋には『泣く子はいねぇが』で映画初主演を果たす、2021年は『あの頃。』『すばらしき世界』が相次いで公開予定。

■衣装
コート 100,000円、パンツ 39,800円、マフラー 19,800円、靴 82,000円〈すべてフィグベル/プロッド TEL:03-6427-8345〉、ニット 28,000円〈アラン ペイン/真下商事 TEL:03-6412-7081〉

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