表紙カレンダー Vol.63

今田美桜がラグジュアリーホテルで見せてくれた、今までにない「大人」な横顔


「私はもともと福岡で芸能活動を始めて、いつか東京でやりたいと思っていたところ運よく今の事務所に引っ張っていただきました。なのでこのチャンスを絶対に物にしなければと意気込んでいた時期があったんです。

オーディションはすべて取りにいくつもりで臨んでいました。でも、そのガチガチの気合いはしばしば裏切られて、悔しい思いをたくさんしました。

そこで打ちひしがれている私を見て、事務所の社長が言ったんです。『8勝7敗。1回多く勝てば勝ち。それで良い』と。それを聞いたら、すとんと憑き物が落ちたように体と心が軽くなりました。

失敗を気にしすぎていてはいけない。頑張るにしても、自分を追い込みすぎるのではなく、楽しみながら頑張る。これが一番だと思うようになりました」


「まずは今日。そして明日」


全勝するには自分のすべてを仕事に費やす覚悟がいるし、時間も集中力も必要だ。おのずと無理をするから、心身がボロボロの状態になる。

さらに、常に勝とうとしていると、人との関係にどうしても歪みが生じる。

パーフェクトを目指すと、得るものもあるには違いないが、その反面で失うものも多いだろう。

「だから、先のことを考えすぎないようにしています。まずは今日。そして明日。きちんと人生設計するような方からするといい加減に思われるかもしれませんが、私にはそれが合っているような気がします」


今田さんの言うことには一理ある。10年先、20年先のビジョンを描くのも、もちろんいい。

けれども、例えば「2020年」のように2週間後がどうなるかもわからないような前提に立つと、〝今〞に集中することが得策のようにも感じられないだろうか。

今田さんは、認知度を急上昇させた2020年を経て、2021年以降はその人気をさらに不動のものにしていくのだろう。

ただし、今以上のプレッシャーを担ったとしても、変わらずに〝8勝7敗〞のスタンスで一歩ずつ前進していってほしい。

帰り際、チャームポイントである吸い込まれそうなほどの大きな瞳で見つめられて、わけもなくそんな感情が芽生えたのだった。

今すぐ、インタビューの全文が読める!


東京カレンダーのアプリを使えば、掲載しきれなかった今田さんのインタビュー全文と、雑誌の最新号を今すぐお読みいただけます。
アプリのダウンロードはこちらから。

▶前編はこちら:今田美桜を話題のホテルダイニングでもてなしたら、最高の笑顔を見せてくれた!

■プロフィール
今田美桜 1997年生まれ。地元・福岡でスカウトされて芸能活動を開始。2021年には映画『東京リベンジャーズ』が公開予定。

■衣装
ドレス 89,000円、コート 160,000円〈ともにヌメロ ヴェントゥーノ/イザ TEL:0120-135-015〉、リング 30,000円~〈マリハ/マリハ伊勢丹新宿店 TEL:03-6457-7128〉、バッグ 156,000円、シューズ 107,000円〈ともにジミー チュウ TEL:0120-013-700〉

アプリでのご利用はこちらから
※最新版のアプリをダウンロードしてください。

紙版をお求めの方はこちらから

※東京カレンダーは毎月21日頃の発売です。今号は12/21(月)から。

【表紙カレンダー】の記事一覧

もどる
すすむ

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ
Appstore logo Googleplay logo